笹川平和財団では、2014年度より「アジアオピニオンリーダー交流」事業を実施しています。
今回は、インドネシア汚職撲滅委員会(KPK)の元副委員長であり、当財団の客員研究員(2016年度)でもあるバンバン・ウィジャヤント氏(Bambang Widjojanto)にご講演していただきました。(開催日:2017年3月17日)
バンバン氏は、長年インドネシアの市民社会を牽引され、特にKPKの副委員長時代は次々に汚職事件を暴いてこられたインドネシアにおけるカリスマ的リーダーです。インドネシアの汚職問題は、インフラ輸出の際にも無視できないほど深刻なものであり、経済的に強いつながりのある日本としても無関心ではいられない問題です。スハルト時代から「インドネシアの文化」とも言われているこの汚職問題への対策の実情と今後の課題について、政府の対応、ビジネスマンの反応、市民社会の取り組みという視点から、第一線で活躍されてきたバンバン氏にお話をしていただきました。