書籍「海のレジャー的利用と管理-日本と中国の実践-」 刊行のお知らせ
公益財団法人笹川平和財団(東京都港区 理事長・角南篤)の海洋政策研究所は、2024年3月31日、書籍「海のレジャー的利用と管理-日本と中国の実践-」を刊行致しました。
笹川平和財団(代表:田中伸男 所在:東京)は、インドのヴィヴェカナンダ国際財団(代表:NC Vij 所在:ニューデリー)、豪州の国立大学ナショナル・セキュリティ・カレッジ(代表:Rory Medcalf 所在:キャンベラ)および姉妹財団の笹川平和財団米国(代表:デニス・ブレア 所在:ワシントン)と協同で、インド洋地域(主に南アジア)の安定に資するための政策提言を行うことを目的とした対話を開始しました。
インド洋地域は、世界の石油輸送の最も重要なルートであり、いまこの地域に属する多くの国が急速な経済成長を続けています。しかしながら、インド洋地域にはASEANのような安全保障の枠組みが存在せず、各国の競争的なアプローチは地域の不安定要因になりかねない状況にあります。
当財団は、国際的な公共財であるシー・レーンの安全を図るとともに、域内外の国の交流を促進していくことは各国共通の利益につながると考えます。そのためには、民主主義、法の支配といった価値観を共有し、この地域に一定の影響力を有する日、印、豪、米の協力関係が不可欠です。
このたびニューデリーで開催する国際会議(公開)は、日本、インド、オーストラリア、米国4ケ国の専門家が、インド洋地域の問題について、狭義の安全保障に止まらず、幅広い視点から将来の利益創出に向けた考察を発表いたします。会議終了後は、会場からの質疑応答を実施いたします。
※ 本会議の聴講をご希望される方は下記にご連絡ください。
公益財団法人笹川平和財団 情報統括部広報課 TEL.03-5157-5398 email: spfpr@spf.or.jp
【参考】2016年度事業:インド洋地域の安全保障