震災復興へ想いをつなぐ日中交流
中国の無形文化財保護団体が輪島漆芸技術研修所に漆を寄贈
笹川平和財団(東京都港区、理事長・角南篤)は、3月3日(月)、昨年1月に能登半島地震により甚大な被害をうけた現地の伝統工芸関係者を支援するため、石川県立輪島漆芸技術研修所で寄贈品贈呈式を実施しました。
大気中の二酸化炭素濃度の増加にともなう地球温暖化は、海面水位上昇や海洋熱波などを通して海洋環境にも大きな影響を与えています。真鍋淑郎博士は、1960年代から大気や海洋の循環を数値化して予測シミュレーションを行う研究を進められ、現在の地球温暖化研究の基盤を作られました。
真鍋博士には、これまで、笹川平和財団の海洋政策研究所で行っている、地球温暖化と海洋に関わる調査研究や情報発信に協力を頂いており、2011年に『Ocean Newsletter』に寄稿いただくとともに、2017年10月に来日された際には「地球温暖化と海洋」に関する特別講演会をしていただきました。2017年の特別講演会では、学術誌「Nature Climate Change」に同年に発表された、海洋循環と気候変動に関する論文を受けて御講演を頂いたのですが、80歳代後半でも第一線の研究者として活躍されている姿に感銘を受けました。
この度の真鍋淑郎博士のノーベル賞受賞を心からお祝い申し上げます。
真鍋淑郎博士(2017年10月に開催した特別講演会「地球温暖化と海洋」にて)
【参考情報】
■『Ocean Newsletter』第267号(2011.09.20 発行)「地球温暖化と海」は下記よりご覧いただけます。
https://www.spf.org/opri/newsletter/267_3.html