日中両国の伝統工芸分野の担い手による相互交流事業を開始

2019.11.21

日中伝統工芸文化関係者交流会の調印式

(左)大野修一理事長、陳学栄代表


 2019年11月8日、笹川平和財団の笹川日中友好基金(会長 田中伸男)と上海世久無形文化遺産保護基金会(代表 陳学栄)(以下、上海世久基金会)は、日中両国の伝統工芸分野の担い手による相互交流を目的とする連携協力に関する協定の調印式を行いました。
 当日は、上海世久無形文化遺産保護基金会代表の陳学栄氏と、笹川平和財団理事長の大野修一が協定書にサインを行いました。調印式には、中国から劉魁立氏(国家非物質遺産保護専門家委員会副主任)、馬盛徳氏(前文化省非物質遺産保護局副局長)をはじめ中国の伝統文化財保護の活動に関わる関係者8名が出席しました。日本側は、当財団名誉会長の笹川陽平(日本財団会長)、林田英樹氏(公益財団法人日本工芸会理事長、元文化庁長官)、増村紀一郎氏(人間国宝・重要文化財保持者、日本文化財漆協会理事長)、室瀬和美氏(人間国宝・重要文化財保持者、公益財団法人日本工芸会副理事長)をはじめ多数の日本の伝統工芸分野の関係者にご参加いただきました。当財団と上海世久基金会は、当該相互交流を実施する事務局となり、日本の伝統工芸関係者の訪中交流と中国伝統工芸関係者の来日交流を3年間実施いたします。
 
 第一回目となる来日交流では、中国側の代表団が11月7日から11月14日まで日本に滞在し、滋賀県の信楽焼や京都の西陣織、京友禅の制作現場や寺院の修復現場などを視察したほか、伝統工芸作家や技術者等と交流し、伝統工芸技術の伝承方法、重要な無形文化財の保護、伝統工芸産業の振興などについて学びました。また、京都府副知事との交流を実現しました。東京では、日本の人間国宝・重要無形文化財保持者の室瀬和美先生の工房見学のほか、日本の伝統工芸文化関係者との交流会に参加し、交流を深めました。
 
 今後も当財団は、日中両国の伝統工芸文化の担い手の相互訪問と交流を通じて、日中伝統文化交流の発展に寄与すると共に、双方の伝統工芸産業の振興に貢献してまいります。
上海世久無形文化遺産保護基金会について
 上海世久無形文化遺産保護基金会は、中国の金融投資家グループが発起人となり、中国伝統工芸技術及び無形文化財の保護、伝承、人材育成を図るために、伝統文化や社会問題に関心の高いフィランソロピスト及び芸術家を中心に設立された無形文化財保護分野における中国初の公益民間団体です。
 中国国家文化旅游省無形文化財保護局及び上海市文化旅游局の指導を受けながら、伝承が難しくなった伝統工芸,技術、製品の保存、活用及び情報発信を図り、重要無形文化財伝承者の育成や伝統文化の向上に寄与することを目的としています。
 
 中国無形文化財及び伝統工芸の再生を目標に向けて、同基金会は、フィランソロピー活動と無形文化財及び伝統工芸との多層融合を通じて、伝統文化の多地域交流を促し、伝統工芸技術継承者の交流と育成を支援し、民間伝統工芸や文化の復興に寄与することを図ります。

日中伝統工芸文化関係者交流会の調印式の様子

 
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