笹川平和財団

English
  • 財団について
    • 財団について
      • 財団について
      • ミッションステートメント・事業方針
      • 評議員・名誉会長・役員名簿
      • 研究員紹介
      • ダイバーシティ&インクルージョン
      • 財務報告
      • 定款
      • より良い調査研究への取り組み
      • 2017年度までの事業について
    • 笹川名誉会長対談
    • 理事長からのご挨拶
    • ブロシュア・年次報告書
    • アクセス
    • Idea Submission
    • 採用情報
    • お問い合わせ
  • 事業
    • 日米グループ
    • 安全保障研究グループ
    • スカラシップ事業グループ
    • アジア・イスラム事業グループ
    • 平和構築支援グループ
    • ジェンダーイノベーション事業グループ
    • 笹川日中友好基金
    • 海洋政策研究所
    • 太平洋島嶼国事業
  • リポート
    • 報告資料・出版物
    • 各種レポート
    • シンポジウム・講演会録
    • SPF NOW
    • 随想一筆
    • 新型コロナウイルス 日本と世界
    • 動画
    • 地域別新着情報
    • アメリカ
    • 北東アジア地域
    • 東南アジア地域
    • 南アジア地域
    • 中東地域
    • 大洋州地域
    • ヨーロッパ・ユーラシア
    • 北極域
    • アフリカ
    • サテライトサイト
    • 国際情報ネットワークIINA
    • SPFチャイナオブザーバー
    • アジア女性インパクトファンド
    • 島嶼資料センター
    • WMU友の会ジャパン
    • SPF日米関係インサイト
    • 海洋情報FROM THE OCEANS
    • 海洋教育パイオニアスクールプログラム
    • 日米同盟の在り方研究
    • 日米台安全保障研究
    • アジア平和構築イニシアティブAPBI
  • ニュース
    • 新着情報
    • プレスリリース
    • メールマガジン
    • メディア掲載
  • イベント
海洋政策研究所

第166回海洋フォーラム
「SEA BALLOONから見た海洋ビジネスの将来」を開催

特任調査役 湯通堂綾子


2019.10.25
6分
講演するオーシャンスパイラル社の米澤代表取締役

 笹川平和財団の海洋政策研究所(所長:角南篤)は、9月17日に第166回海洋フォーラム「SEA BALLOONから見た海洋ビジネスの将来」を開催いたしました。フォーラムでは、海中旅行ができる潜水船の開発等を進めているベンチャー企業、オーシャンスパイラル株式会社の米澤徹哉代表取締役が講演を行いました。

海洋ビジネスの可能性

 角南所長は開会の挨拶で、米澤代表について「研究者が登壇することの多い今までの海洋フォーラムとはちょっと違いますが、海洋政策でもっとも重要な取り組みの一つだと私が考える『一般の方々に海を身近に考えてもらう』ということを、新しいスタイルで解決していこうとしています」と紹介しました。

 角南所長はまた、ベンチャーをはじめ異業種から企業が参入し、活況を呈している宇宙事業を引き合いに出しながら、海洋においても同様にビジネスを考え、盛り上げていくことが重要になってくるのではないかと述べました。

(キャプション)海洋政策研究所の角南篤所長

海洋政策研究所の角南篤所長

 地球の7割を占める海洋は、宇宙と並んで人類最後のフロンティアとも呼ばれ、その全容はまだ解明されていません。特に深海部分は、技術的な課題や莫大なコストがかかることから調査が進んできませんでした。また、海中という環境的な制約ゆえに、安全性が重視される海洋ビジネスへの新規参入は難しいものがありました。

 しかし近年、技術の進歩と共に変化が起きています。海中ホテルやレストラン、データセンター、富裕層に向けた潜水艇などの新しいベンチャービジネスが生まれています。まだ前例も少なく、どういった課題があるのか想像しがたい市場ですが、そこに参入したのがオーシャンスパイラル社です。

海を日常の一部に

(キャプション)オーシャンスパイラル社の米澤徹哉代表取締役

オーシャンスパイラル社の米澤徹哉代表取締役

 自分の原点には幼少時に経験した海での楽しい思い出があると言う米澤代表は、「私は研究者ではありませんが、海が日常の一部になったらいいなという想いと夢を抱いています」と語りました。同代表はIT業界出身で、営業や事業立ち上げの経験を積んだ後に、オーシャンスパイラル社を設立。同社は「海を日常にする」ことをミッションに掲げ、水深100メートルの海中旅行ができる潜水船SEA BALLOONの開発等を進めています。
 
 同社のパートナー企業には、大和ハウスグループや、JTB、ANAセールス(株)などの企業も名を連ねており、また、今年8月に実施したクラウドファンディングでは、2分未満で1,300万円以上の資金が集まるなど、注目を集めています。

SEA BALLOONとは

(キャプション)130分の1の大きさで作られたSEA BALOONの模型(向かって右)

30分の1の大きさで作られたSEA BALLOONの模型(向かって右)

 同社が開発している独自の潜水船SEA BALLOONは、母船部分と、母船とワイヤーでつながった潜水球体部分からなります。直径3メートルのクリアなアクリルでできた潜水球体は、定員5名ほどで、乗船すると海中の景色が360度見えるようになることを想定しています。

 このSEA BALLOONを使用した海中旅行は、水深100メートルまでのコースを回遊する予定です。「ヨガスタジオやウェディング産業など、異分野とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいきたい」と米澤代表は期待しています。

(キャプション)潜水したSEA BALLOON潜水球体のイメージ(提供=オーシャンスパイラル株式会社)

潜水したSEA BALLOON潜水球体のイメージ(提供=オーシャンスパイラル株式会社)

 SEA BALLOONの製造は、潜水艇の開発製造で実績を持つアメリカのトライトン・サブマリーンズ社に委託しています。トライトン社は日本のTV局がダイオウイカについて取り上げた際、観測に使用した潜水艇を製造した企業として知られています。なお、船体はオーナー制になっており、オーシャンスパイラル社がオーナーから借りた船体を各地の提携企業にレンタルするということです。
 
 講演後の質疑応答では、球体内の空気や潜水に関わる認証、メンテナンスの頻度など安全性に関わる質問が出されました。同社のSEA BALLOONは2021年には半年間のテスト運行を経て、同年夏には第一号の披露を予定しています。なお、最初の運行スポットは本年11月に発表予定とのことです。


海洋政策研究所 北極域
Share

関連記事

Latest News

ニュース

「戦史叢書:インパール作戦」抜粋版の英文書籍発表
第二次世界大戦中のインド北東部における日本軍の活動に関する新たな研究へ
ニューデリーで出版記念イベントを開催

2022年12月15日、笹川平和財団(SPF)はインドのKW出版社、インパール平和資料館とともに英文書籍「The Battles of Imphal and Kohima: Japanese Operations in Northeast India」の出版記念イベントを、ニューデリーで開催しました。

2023.02.08
ニュース

日本とオーストラリアの「かけがえのない」戦略的パートナーシップ

笹川平和財団海洋政策研究所は2022年12月9日、オーストラリアのリチャード・マールズ副首相兼国防大臣をお招きし、インド太平洋地域において共通の安全保障上の課題に直面している日豪両国の関係深化について話し合いました。

2023.01.24
ニュース

第9回海洋安全保障シンポジウム
「海上自衛隊と海上保安庁~似て非なる組織のこれまでとこれから~」

笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)は2022年11月29日、水交会との共催で、第9回海洋安全保障シンポジウム「海上自衛隊と海上保安庁~似て非なる組織のこれまでとこれから~」をハイブリッド形式で開催しました。

2022.12.20
もっと見る

pagetop

Video Title

Footer

笹川平和財団

  • 財団について
  • イベント
  • 事業
  • アクセス
  • リポート
  • お問い合わせ
  • ニュース

最新情報

SPF(笹川平和財団)の最新情報をメールでお届けするサービスです(購読無料)。 講演会やシンポジウム等のイベント情報、サイト更新情報、報道発表資料などをご案内いたします。

メールマガジンの登録

サテライトサイト

  • 海洋情報FROM THE OCEANS
  • WMU友の会ジャパン
  • アジア女性インパクトファンド
  • SPF日米関係インサイト
  • 国際情報ネットワークIINA
  • 海洋教育パイオニアスクールプログラム
  • 島嶼資料センター
  • SPFチャイナオブザーバー
  • 日米同盟の在り方研究
  • 日米台安全保障研究
  • アジア平和構築イニシアティブAPBI
  • プライバシーポリシー
  • サイトポリシー
  • SNSポリシー
  • サイトマップ
  • ウェブアクセシビリティ

Copyright © 2022 The Sasakawa Peace Foundation All Rights Reserved.