震災復興へ想いをつなぐ日中交流
中国の無形文化財保護団体が輪島漆芸技術研修所に漆を寄贈
笹川平和財団(東京都港区、理事長・角南篤)は、3月3日(月)、昨年1月に能登半島地震により甚大な被害をうけた現地の伝統工芸関係者を支援するため、石川県立輪島漆芸技術研修所で寄贈品贈呈式を実施しました。
原田憲治防衛副大臣兼内閣府副大臣 =写真左= と、柳三男(ユ・サンナム)星友会会長
笹川平和財団(東京都港区、田中伸男会長)の日本アジア安保防衛交流事業の取り組みの一環で、柳三男(ユ・サンナム)星友会会長を代表とする韓国軍の退役将官7名が、22日より日本を訪れ、防衛省幹部や自衛隊OB団体である公益社団法人・安全保障懇話会のメンバーと地域の安全保障問題について意見交換を行いました。
10月23日には、原田憲治防衛副大臣兼内閣府副大臣、河野克俊統合幕僚長を表敬し、意見交換を行いました。原田防衛副大臣は、「日韓関係は、政府間では厳しい状況にあるが、退役将校というお互いの立場を理解しあった者同士の人的交流を行われており心強い。本事業を通して交流した日韓の退役将校が、日韓の現役の防衛当局間の関係進展のためにお力添えいただくことを期待している」と述べました。柳(ユ)星友会会長は、「日米韓の北朝鮮非核化の理解は少しずつ異なるが、非核化は必ず実現しないといけない。そのためにも、日米韓の理解の調整は非常に重要。今後の交流の発展を望んでいる」と述べ、日韓の退役将校交流プログラムの重要性と両国のさらなる発展への期待を示されました。
代表団一行は、防衛省・自衛隊各方面の関連施設などを視察・意見交換をおこなった後、25日に韓国に帰国されました。