笹川日中友好基金 セミナー

中国エンターテインメント市場の現在と未来2025

日本からの視点

主催:公益財団法人笹川平和財団/日中エンターテインメント経済推進協議会
共催:早稲田大学アジア太平洋研究センター(現代中国インディペンデント映画研究部会)/早稲田大学大学院アジア太平洋研究科
【会場参加について】
多くの方に本フォーラムに関心を寄せていただき、ありがとうございます。会場参加の募集定員に達してしまったため、参加申込を締め切らせていただきました。恐れ入りますが、ご理解下さいますようお願い申し上げます。

※オンライン参加はまだ可能です。
笹川平和財団と日中エンターテインメント経済推進協議会は、日中のエンタメ交流に関する公開シンポジウムを開催することにいたしました。中国において日本産の映画、アニメーションやゲーム、IP(知的財産)は長らく高い人気を保ってきました。エンタメに関しては日本から中国への進出が多く、中国から日本への進出が少ない状況がつづいてきたのですが、近年は日本において中国産のアニメーションや、ゲーム、IPの人気が高まってきております。また2024年12月の日中ハイレベル人的・文化交流対話において、コンテンツを通じた双方交流などの充実が確認されました。今回のシンポジウムはこうしたエンタメ分野における日中文化交流の現在を最新の中国事情や日中エンタメ交流の現状から見直し、改めて将来を展望してみようという試みです。
このシンポジウムでは、中国における ACG(アニメ・コミック・ゲーム)文化史、エンタメ分野における投資状況、ゲーム、映画などのトピックスについて取り上げます。
今回のシンポジウムを通してエンタメ分野から新しい日中関係の姿を見通すことができれば幸いです。

お申込みについて

今回のセミナーはオンラインと会場参加のハイブリット開催とさせていただきます。会場参加は満席となりましたので締め切らせて頂きます。オンライン参加は引き続き受け付けております。

参加ご希望の方は、3月5日(水)23:59(JST)までに本ページの「お申込み」ボタンよりお申し込みください。お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLを24時間以内にクリックし登録を完了してください。お申込みいただいた方には、イベント開催前に視聴用URLをE-メールにてご案内いたします。ご案内のE-メールが届かない場合、お手数をおかけしますが「迷惑メール」フォルダもあわせてご確認ください。 

※お申込み時のメールアドレスの誤入力や登録完了用URLのクリック漏れなどにより、登録が完了しておらず、イベント当日に参加方法などに関する問合せが大変多くなっております。お手数をおかけして申し訳ありませんが、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。 

※仮登録確認メールが届かない場合は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールに分類されている場合がございます。あらかじめ迷惑メールの設定を解除いただくか、迷惑メールボックスをご確認いただきますようお願いいたします。また、ご入力いただいたメールアドレスが間違っている場合もございますので、その際は、再度お申込み手続きを行っていただきますようお願いいたします。 

お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。 
事務局
笹川日中友好基金
Email:nicchu5157@spf.or.jp
Tel:03-5157-5190

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
Email:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

13:30 開場
14:00-14:10 開会
中嶋聖雄 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
14:10-15:00 第1部【基調講演】
分部悠介「日中エンターテインメント産業の現在と未来」
15:00-16:10 第2部【研究報告】
中山淳雄「中国の商業施設における日本IPブームの現状」
高橋玲央奈「中国ゲーム2024-2025」
大里雄二「イマーシブ新時代 ~中国舞台市場の未来~」
遠藤貴司「2025年 中国アニメ・ゲーム市場の変化と投資状況」
中川大地「中国エンターテインメント文化史概論21世紀編」
松田奈月「映像分野における日中合作の変遷とこれから」
中嶋聖雄「日本における中国アニメの可能性」
16:10-17:00 第3部【討論/質疑応答】
※講演者、演題については予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。

講演者

分部 悠介
講演者

分部 悠介

IP FORWARDグループ総代表・CEO

プロフィール

1999年、東京大学経済学部在学中に司法試験合格し、翌年に東京大学経済学部を卒業。その後、株式会社電通に入社し、映画・音楽・キャラクタービジネス等のコンテンツ・ビジネス実務に携わる。2003年に弁護士登録したうえで、日本最大級の総合弁護士事務所である長島・大野・常松法律事務所に入所、企業法務、知財法務、中国投資法務に関与。2006年から2009年の間、経済産業省模倣品対策・通商室に出向。初代模倣対策専門官弁護士として、中国、インド、東南アジア、中近東諸国の知的財産権法制度の調査・分析、関係各国政府との協議、権利者企業からの知的財産権侵害に係る相談対応などを担当。2009年に中国へ渡り、その後、知財出願、知財保護、企業法務、日中事業進出支援等をワンストップでサポートする「IP FORWARD」グループを創設。

中嶋 聖雄
講演者・モデレーター

中嶋 聖雄

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授

プロフィール

専門は社会学・メディア論・次世代自動車産業研究。論文:「現代中国におけるアート映画のマーケティング――政治と経済のはざまで」フィノーラ・ケリガン/クロイ―・プリース編『アートをマーケティングする――境界を破壊する』(ラウトレッジ,2022年)(原文英文)など多数。共編著:『自動運転の現状と課題』(社会評論社,2018年)、『「100年に一度の変革期」を迎えた自動車産業の現状と課題』(柘植書房新社,2019年)など。監訳書:『トラフィッキング・データ――デジタル主権をめぐる米中の攻防』(日経BP 日本経済新聞出版,2024年)。

中山 淳雄
講演者

中山 淳雄

Re entertainment 代表

プロフィール

エンタメ社会学者。事業家(Re entertainment)やベンチャー企業役員(Plott、ファンダム)をしながら、研究者(慶應・立命館研究員)、政策アドバイザー(経産省コンテンツIP プロジェクト主査、内閣府知財戦略委員)などを兼任し、コンテンツの海外展開をライフワークとする。Licensing International Japan 理事、ATP(全日本テレビ番組製作者連盟)理事。著書に『クリエイターワンダーランド』『エンタメビジネス全史』『エンタの巨匠』『推しエコノミー』『オタク経済圏創世記』など。

松田 奈月
講演者

松田 奈月

映像制作/上海牛心文化伝播有限公司 副総経理

プロフィール

1999年に北京電影学院へ留学後、上海を拠点にテレビ番組『東京印象』、『日本漫遊』、『亜洲美魅』、『日本随星行』(いずれも上海テレビにて放送)などの企画立ち上げから製作に従事。また中国の文化を日本に紹介するテレビ番組『シルクロード 壁画の道をゆく』、『清朝秘宝』、『中国秘境 謎の民 天空チベット タンカ絵師の郷』、『地球鉄道』(いずれもNHK放送)などのディレクターを務める。20年以上、中国における日本コンテンツの受容状況の定点観測をライフワークとして続けている。

大里 雄二
講演者

大里 雄二

ZENY 代表取締役 COO

プロフィール

ZENY 株式会社代表取締役 COO。エンタメ分野の中国ビジネス進出を支援する「日中エンタメプロデューサー」。コナミ株式会社、株式会社アクセスブライトにて中国及び東南アジアのエンタメビジネスに従事。IP FORWARD 株式会社プロデューサー。新想股份有限公司/Daydreamer Studio 顧問。株式会社イー・ビジネス顧問。慶應義塾大学ゲスト講師、亜細亜大学ゲスト講師(日中エンタメ分野)。

遠藤 貴司
講演者

遠藤 貴司

アニチャイナ代表取締役社長兼CEO

プロフィール

中国IP・ブランドの日本市場開拓に強いアニチャイナ株式会社代表取締役社長兼CEO。ミッションは「データと脳科学の力でマーケティングを進化させる」。あらゆるマーケティング、データ分析、イベント企画で豊富な実績を持つ。経済・金融・投資の専門知識を有し、現在も投資家兼グローバルマクロ・ストラテジストとして、国内外の大手証券会社の顧客向けに、世界のマクロ経済、株式、コモディティ等の分析レポートを執筆。

中川 大地
講演者

中川 大地

評論家・編集者/批評誌『PLANETS』副編集長

プロフィール

批評誌「PLANETS」副編集長。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員(第21〜23 回)、芸術選奨メディア芸術部門推薦委員(第71〜73回)。ゲーム、アニメーション、テレビドラマなどのポップカルチャー全般をホームに、日本思想や都市論、人類学、情報技術などを渉猟して現実と虚構を架橋する各種評論などを執筆。著書に『東京スカイツリー論』(光文社、2012年)、『現代ゲーム全史』(早川書房、2016年)など。

高橋 玲央奈
講演者

高橋 玲央奈

厦門レオナソフトウェア有限公司代表

プロフィール

97年からゲームソフト開発・販売を手掛け、ゲーム会社などを経て株式会社グラティーク創業。2017年から中国福建省廈門市に移住し、コロナ禍の2020年には廈門玲央奈軟件有限公司を設立。日中市場向けにゲームおよびゲームプラットフォームの制作・運営、ローカライズ、海外パブリッシング、マーケティングを幅広く行う。廈門国際アニメフェスティバルゲームコンテスト審査員。2021ゲーム産業白書、2024ファミ通ゲーム白書中国担当。iGi(indie Game incubator)メンター。一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース修了(修士(経営))。

 

開催一覧

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