日米グループ セミナー

ユースメンタルヘルスの現状と課題:日米比較の視点

ジョシュア・ゴードン前米国国立メンタルヘルス研究所所長を迎えて

主催:公益財団法人笹川平和財団
笹川平和財団日米グループでは、2025年1月22日(水)に、米国からジョシュア・ゴードン氏(前米国国立メンタルヘルス研究所所長)をゲストに迎え、講演会を開催します。

ゴードン氏は、臨床・研究・政策の最前線で活躍してきた、米国のメンタルヘルス分野の第一人者です。2016年から8年間にわたって、同分野世界最大の研究機関である米国国立メンタルヘルス研究所のトップを務め、自殺予防プログラムの拡充や、精神疾患の早期発見・早期介入政策の推進など、研究のみならず、米国のメンタルヘルス政策の策定と実施においてきわめて重要な役割を果たしてこられました。

本講演会では、ゴードン氏に「ユースメンタルヘルス」をテーマにご議論いただきます。子どもや若者の心の健康への関心は近年世界中で高まっています。日本国内でも、コロナ禍を経て小中高生の自殺者数が増加傾向にあり、若者のメンタルヘルスは重要な社会課題であるとの認識が広がっています。一方、米国ではメンタルヘルスは「国家的危機」とも呼ばれるほどに深刻化し、若者のメンタルヘルスが保健医療分野の優先課題の1つとされています。また、最近では、メンタルヘルスに影響が出ることの懸念から、オーストラリア議会で16歳未満の子どものSNS使用を禁止する法案が可決され、話題となりました。

このような状況を踏まえつつ、ゴードン氏から米国の現状と課題について講演いただいた後、順天堂大学教授の加藤忠史氏、参議院議員・医師の自見はなこ氏にパネリストとして参加いただき、日米比較の視点から、今両国が対応すべきユースメンタルヘルスの課題、必要とされる政策や日米協力の可能性などについてご議論いただきます。

多くの皆様のご参加をお待ちしています。

お申込みについて

本講演会では「会場参加」と「オンライン参加」からお選びいただけます。ご希望の参加方法に基づき、2025年1月21日(火)17:00(JST)までに、本ページから事前にお申し込みください。

「会場参加」でお申し込みいただいた方は当日会場にお越しください。「オンライン参加」でお申し込みいただいた皆様にはお申込受付のメールにてYouTube配信のURLをご案内いたします。なお、お申込みの際、以下の点についても必ずご確認いただきますようお願い申し上げます。

【お申込みにあたり】
・お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLをクリックし登録を完了してください。

・最後まで登録されておらず、イベント当日にお申込みの問合せが大変多くなっております。大変お手数をおかけして申し訳ありませんが、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。

・仮登録確認メールが届かない場合は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールに設定されている場合がございます。あらかじめ迷惑メールの設定を解除いただきますようお願いいたします。また、入力したメールアドレスが間違っている場合もございますので、再度お申込み手続きを行っていただきますようお願いいたします。

・お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。
事務局
公益財団法人笹川平和財団 日米グループ
Email:japan-us@spf.or.jp
Tel:03-5157-5140

取材についてのお問い合わせ
コミュニケーション企画部広報課
E-mail:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

16:00 開会挨拶
角南篤 笹川平和財団理事長
16:05 基調講演「米国におけるユースメンタルヘルスの現状と課題」
ジョシュア・ゴードン 前米国国立メンタルヘルス研究所所長
16:55 パネルディスカッション
  • 加藤忠史 順天堂大学医学部精神医学講座 主任教授
  • 自見はなこ 参議院議員
  • ジョシュア・ゴードン 前米国国立メンタルヘルス研究所所長
  • モデレーター:角南篤 笹川平和財団理事長
18:00 閉会

講演者

ジョシュア・ゴードン
講演者

ジョシュア・ゴードン

前米国国立メンタルヘルス研究所所長、コロンビア大学医学部精神科長・教授

プロフィール

カリフォルニア大学サンフランシスコ校修了(M.D., Ph.D.)。コロンビア大学医学部精神科レジデンシー及び研究フェローシップを経て、2004年から2016年まで同大学医学部教員として研究、教育、精神科診療に従事。2016年から2024年まで米国国立メンタルヘルス研究所(NIMH)所長。2024年8月、コロンビア大学医学部精神科長・教授就任。

加藤 忠史
パネリスト

加藤 忠史

順天堂大学医学部精神医学講座 主任教授

プロフィール

1988年東京大学医学部卒業。同附属病院にて臨床研修。1989年滋賀医科大学附属病院精神科助手。1994年同大学にて博士(医学)取得。1995~1996年文部省在外研究員としてアイオワ大学精神科にて研究に従事。1997年東京大学医学部精神神経科助手、1999年同講師。2001年理化学研究所脳科学総合研究センター(2018年より脳神経科学研究センター)精神疾患動態研究チーム チームリーダー。2020年4月より現職。同年9月順天堂大学気分障害センター センター長。

専門は双極性障害の神経科学的研究。啓発にも力を注ぎ、一般向けの著書も多い。著書は、『双極症 第4版 病態の理解から治療戦略まで』(医学書院、2023年)、『双極性障害 第2版-双極症Ⅰ型・Ⅱ型への対処と治療』(ちくま新書、2019年)、『臨床脳科学~心から見た脳』(岩崎学術出版、2018年)、『岐路に立つ精神医学-精神疾患解明へのロ-ドマップ』(勁草書房、2013年)など。

自見 はなこ
パネリスト

自見 はなこ

参議院議員

プロフィール

筑波大学国際関係学類卒業、東海大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部附属病院小児科入局、民間病院にて医師として勤務。2016年7月に参議院議員選挙比例区にて初当選(現在2期目)。厚生労働大臣政務官、内閣府大臣政務官、内閣府特命担当大臣を歴任。
※自見はなこ氏の登壇は公務の都合により変更になる場合があります。

角南 篤
モデレーター

角南 篤

笹川平和財団理事長

プロフィール

公益財団法人笹川平和財団理事長、昭和音楽大学学長、政策研究大学院大学学長特命補佐・客員教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構客員教授。専門は科学技術・イノベーション政策。

内閣府参与を経て、内閣府沖縄振興審議会会長、文部科学省日本ユネスコ国内委員会副会長、内閣官房経済安全保障法制に関する有識者会議委員、内閣府宇宙政策委員会基本政策部会委員、内閣府総合科学技術・イノベーション会議専門調査会委員等を務める。民間においては、国連海洋科学の10年国内委員会共同座長、NIKKEIブルーオーシャン・フォーラム有識者委員会共同座長、JAXA宇宙戦略基金プログラムオフィサー、JAXA衛星地球観測コンソーシアム会長、月面産業ビジョン協議会共同座長等を務める。

コロンビア大学政治学博士(Ph.D.)、コロンビア大学国際関係・行政大学院国際関係学修士(MIA)、ジョージタウン大学外交学学士(BSFS)。

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