笹川日中友好基金 セミナー

日中地域創り関係者交流フォーラム

主催:公益財団法人笹川平和財団 笹川日中友好基金
公益財団法人笹川平和財団笹川日中友好基金では、日中両国の地域過疎化や高齢化といった共通課題の解決に向けた情報共有と方策を模索してまいりました。この度、長年注力してきた人材育成の成果とネットワークを活用し、日中地域創り関係者の交流と相互理解の促進をはかり、その成果を社会に寄与することを目的とする「日中地域創り関係者交流」事業をスタートいたしました。

そこで、このたび中国雲南省や浙江省でアートによる村おこしで成果をあげ、注目を集めている封新城氏(「郷創中国」発起人)をはじめとする8名の関係者を日本に招待し、「日中地域創り関係者交流フォーラム」を開催いたします。

まず、一般財団法人地域活性化センター理事長・内閣官房参与地方創生担当林﨑理氏による基調講演「日本の地域創り現状と課題について」を行います。そして、文化観光マーケティング・スペシャリスト熊暁桀氏による「農村建設の中国式実験」、日中両国の地域創り事例紹介として一般社団法人BOOT代表理事矢部佳宏氏、鳳羽画派創始者姜軍氏、特定非営利活動法人つむぎ代表理事ドワイヤーはづき氏、広東茂徳公グループ代表取締役陳宇氏、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社池尻能氏、早稲田大学現代中国研究所招聘研究員染野憲治氏の発表を行います。

地域創りの分野にご関心のある方、中国における地域創りの取り組みについてにご関心のある方、多くの皆様のご参加をお待ちしています。

お申込みについて

参加ご希望の方は、11月10日(日)23:59までに本ページよりお申込みください。
お申込みいただいた皆様には、11月11日(月)午前中に視聴用URLをご案内いたします。

※お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLを24時間以内にクリックし登録を完了してください。登録未完了による問合せが大変多くなっているため、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。

※仮登録確認メールが届かない時は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールフォルダに入っている場合がございます。

※ お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。
事務局
笹川平和財団 笹川日中友好基金
Email:nicchu5157@spf.or.jp
Tel:03-5157-5190

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
Email:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

14:00~14:10 開会式
進行役 金 善花(笹川平和財団笹川日中友好基金 研究員)
主催側挨拶 安達 一(笹川平和財団常務理事)
中国側代表挨拶 封 新城 (「郷創中国」発起人)
14:10~16:10 講演会
モデレーター 大上 晴子(一般財団法人地域活性化センター地域リーダー養成課長)

基調講演
「日本の地域創り現状と課題について」
林﨑 理(一般財団法人地域活性化センター理事長・内閣官房参与地方創生担当)

中国における地域創り事例紹介①
「農村建設の中国式実験」

熊 暁桀(“時代文旅”戦略コンサルティング会社取締役)

日本における地域創り事例紹介①
「文化の土壌を創るデザイン」

矢部 佳宏(一般社団法人BOOT代表理事)

中国における地域創り事例紹介②
「あなたに必要なのは自然ではなく、自由である」

姜 軍(鳳羽画派創始者)

日本における地域創り事例紹介②
「「楽しい移住」から「農×移住」で未来を耕す@京都・南丹」

ドワイヤー はづき(特定非営利活動法人つむぎ代表理事)
16:00~16:10 休憩
16:10~17:10 中国における地域創り事例紹介③
「帰郷の道」

陳 宇(広東茂徳公グループ代表取締役)

日本における地域創り事例紹介③
「熊本県の産業創生と日本の地域づくりについて」

池尻 能(EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社)

日本における地域創り事例紹介④
「日本の農村部における環境保全への取組」

染野 憲治(早稲田大学現代中国研究所招聘研究員)
17:10~18:00 質疑応答 総括
※講演者、演題については予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。

講演者

安達 一(あだち いつ)
開会挨拶

安達 一(あだち いつ)

公益財団法人笹川平和財団常務理事

プロフィール

上智大学文学部を卒業後、(独)国際協力機構(JICA)で35年間、開発途上国の国際協力事業に従事。特に東南アジア、中でもカンボジアの和平後の復興・開発支援に深く関わる。また、開発事業における科学技術イノベーション・DXの活用など分野横断的取組を牽引。2020年6月より笹川平和財団にて、アジア地域の平和構築支援、労働移動問題、多民族共生社会の実現、日中交流、中東・イスラム理解促進、ジェンダー平等、インパクト投資や起業家支援のためのエコシステム構築を通じた女性の経済的エンパワメントに関する事業などを統括。

封 新城(FENG, XINCHENG)
開会挨拶

封 新城(FENG, XINCHENG)

中国の人気誌『新週刊』創始者、「郷創中国」発起人

プロフィール

2013年の新潟越後妻有大地芸術祭や長野の農山村の取材をきっかけに、2016年に『新週刊』を辞職し、雲南省山奥の大理鳳羽鎮に移住し、「ソフトな田舎、クールな農業、芸術との融合」という新しい農村建設のコンセプトを模索し続け、廃村や廃棄中学校を活用して、芸術や文化、農業物産の開発をプロデュースし、「文化観光+農業+アート」による一連のプロジェクトを企画実施。CCTVⅡ(国営中央テレビ局)の「越境現実篇」、浙江テレビの「中華村落」、「農民日報」の新メディア「スピーカー」シリーズなどで放送される。2020年に、農村活性化と新しい農村建設の分野におけるユニークな探求と顕著な貢献が認められ、『農民日報』から「2019年中国農村ニュース人物」の称号を受賞。2024年9月、東陽大地芸術祭(浙江省東陽市)を開催。

大上 晴子
モデレーター

大上 晴子

一般財団法人地域活性化センター地域リーダー養成課長

林﨑 理(はやしざき おさむ)
基調講演

林﨑 理(はやしざき おさむ)

一般財団法人地域活性化センター理事長・内閣官房参与地方創生担当

プロフィール

1960年(昭和35年)札幌生まれ、東京育ち。1983年 自治省入省、大阪府庁、青森県庁、福岡県庁、通産省、内閣審議官(内閣官房副長官補室担当)、総務省自治税務局長、大臣官房長、自治財政局長などを経て、2019年 消防庁長官、2020年内閣官房地方創生総括官。その後、総務省顧問などを経て、現在は(一財)地域活性化センター理事長、(一社)移住交流推進機構(JOIN)業務執行理事。2024年10月より内閣官房参与(地方創生担当)に就任。

熊 暁桀(XIONG, XIAOJIE)
講演者

熊 暁桀(XIONG, XIAOJIE)

“時代文旅”戦略コンサルティング会社取締役、マーケティング博士、中国文化観光業界オピニオンリーダー

プロフィール

金融週刊誌『Win Weekly』創刊者、中国の文化観光トップブランドである「長隆リゾート」のブランド・マーケティングを14年間担当。長隆リゾートに在職中、国内文化観光業界で一連のマーケティング成功事例を作り上げ、テーマパークの「エンターテイメントマーケティング」と「企業のメディア化」により長隆リゾートをローカルブランドからグローバルな文化観光ブランドへと成長させた。現在は、タイムズ文学観光戦略コンサルティング有限会社の会長として、中国初の演劇テーマパークブランド「河南にあり·演劇の幻城」、中国初の文化・ビジネス・観光ブランド「正佳広場」、中国初の馬の文化テーマパークブランド「中国馬鎮」のコンサルタントを務めるほか、広東省、河南省、河北省、山東省、山西省、長春市などの文化観光産業のコンサルタントも務めている。

矢部 佳宏(やべ よしひろ)
講演者

矢部 佳宏(やべ よしひろ)

ランドスケープデザイナー。一般社団法人BOOT代表理事

プロフィール

マニトバ大学大学院ランドスケープアーキテクチャー修士首席修了。
株式会社上山良子ランドスケープデザイン研究所、NITA DESIGN GROUP(上海)等、東京・カナダ・上海を経て、西会津町にルーツ・ターン。山奥の約360年続く集落を19代目として継承しながら、ランドスケープ・アーキテクトとしての知識や経験を軸に、分散型・集落滞在型古民家ホテル「NIPPONIA楢山集落」や「西会津国際芸術村ディレクター」など、「故くて新しい未来」の暮らし方、社会の組織・仕組みや、持続可能な地域経済の生態系について探求・実践している。近年では、ふるさと財団地域再生マネージャーなど、多地域での地域再生にも取り組む。

姜 軍(JIANG, JUN)
講演者

姜 軍(JIANG, JUN)

画家、鳳羽画派創始者

プロフィール

新華社通信、中国新聞出版メディアグループ、中国出版グループなどで要職を歴任したベテランのメディア・パーソナリティ。57歳から油絵を習い始め、現在は雲南省大理自治州鳳羽村の専属画家として、地域に根差した作品を制作している。

ドワイヤー はづき(どわいやー はづき)
講演者

ドワイヤー はづき(どわいやー はづき)

特定非営利活動法人つむぎ代表理事

プロフィール

京都府南丹市を拠点に、移住・定住の促進や地域活性化活動に従事している。東京の山奥暮らしを経て、里山で「地に足の着いた暮らし」をしたいと考え、2012年にアメリカ人の夫と京都府南丹市に移住。2児の母。2018年、これまでの経験を活かし、当事者目線で移住情報を発信する団体「つむぎ」を設立し、移住ガイドブック「楽しい移住~京の里山なんたんで、であう・つくる・つながるくらし~」を発刊。2021年からは里山を守るためには多様な担い手づくりが必要であるとして、非農家出身者が『小さい農』を実践するための「農×移住フィールド講座」や、地域住民や移住希望者、農業者などが集まり、地域のこれからをともに考え話し合う地域づくりの場として「農×地域シンポジウム 未来を耕す」などを行っている。https://tsumugi-kyoto.net/
南丹市参農サポートセンターでは新たに農に関わりたい人の相談窓口を担当。中国人留学生から地域づくりや移住に関する相談を受けたことがあり、中国における農業や地域づくりに関心を持っている。

陳 宇(CHEN, YU)
講演者

陳 宇(CHEN, YU)

広東茂徳公グループ代表取締役、地域創り模範人物受賞者

プロフィール

広東省雷州半島の故郷を観光、民宿、飲食の施設が揃うエコツーリストの村に改造 。北京の大学を卒業後銀行に勤め、20年前の2003年に生まれ故郷の足栄村に戻り、道路の修復から養蜂、漬物づくり、民宿、飲食施設などをつくり、村に観光産業を導入した。また、「徳基金」を設立し、村の収入が少ない家庭の子供たちに奨学金を配布し、学校の机や椅子などの設備更新に利用するだけでなく、女性たちの養鶏業支援を行っている。

池尻 能(いけじり あたう)
講演者

池尻 能(いけじり あたう)

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 パートナー/公共・社会インフラユニット 地方創生・官民連携チームリーダー

プロフィール

鹿児島県出身、一橋大学経済学部卒。中小企業診断士、SAKE DIPLOMA資格を保有。国内大手コンサルティング会社にて新事業・新サービス開発や技術戦略策定、研究開発マネジメントなどイノベーション創出に関するコンサルティングに従事。その後総合プロフェッショナルファームにて持続可能なまちづくり・新産業創造をテーマに、都市部から地方まで幅広く官民連携を中心としたコンサルティングをリード。現職では公共部門において、社会課題解決を通じた事業化をリードする「Social Agenda」チームのリーダーを担当。

染野 憲治(そめの けんじ)
講演者

染野 憲治(そめの けんじ)

早稲田大学現代中国研究所招聘研究員

プロフィール

1991年 慶応義塾大学経済学部卒業。卒業後、環境庁へ入庁。在中国日本大使館一等書記官(2004-2007)、国際協力機構(JICA)「環境にやさしい社会構築プロジェクト」チーフアドバイザー(2016-2021、日中友好環境保全センターにて活動)等、2018年4月より早稲田大学現代中国研究所招聘研究員を兼任。2022年4月より国立研究開発法人理化学研究所北京事務所所長。2021年中国政府友誼賞受賞。

 

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