セミナー 第2グループ(平和構築支援担当)

バングラデシュを代表する有識者、地域協力の主導者タリク・カリム大使に聞く

ベンガル湾の重要性、バングラデシュと日本の役割

主催:公益財団法人笹川平和財団

今夏、バングラデシュにおける、学生の抗議運動に端を発した突然の首相の国外逃亡のニューズは世界を驚かせ、現在、モハマド・ユヌス氏率いる暫定政権が民主的な統治体制へと移行を主導できるかどうか、国際社会の関心が集まっています。

笹川平和財団では、バングラデシュを代表する外交官で、南アジア地域における地域協力の主導者として豊かな外交交渉のご経験と知見をお持ちのタリク・カリム大使をお招きし、より中長期的な観点から、重要性を増すベンガル湾と、その先端に位置するバングラデシュの役割についてお話を伺います。インド太平洋地域の中心に位置し益々地政学的な重要性を増すベンガル湾ですが、その先端にあるバングラデシュは、南アジアと東南アジア、そしてこれらの地域の大国間の協力の媒介者、あるいはコネクター(接続者)としての特別な役割を持つと考えられます。

バングラデシュの国内情勢、そして和平への道筋の見えないミャンマーなど不確実性が存在するなか、インド洋地域に関心を持つ日本に示唆するものは何か、日本はどのような役割があるのか、お話を伺います。
皆様のご参加をお待ちしています。

お申込みについて

参加ご希望の方は、10月2日(水) 12時00分までに本ページよりお申込みください。

※今回のイベントは対面で開催いたします。オンラインでの配信はありませんので、ご留意ください。

※お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLをクリックし登録を完了してください。登録未完了による問合せが大変多くなっているため、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。

※仮登録確認メールが届かない時は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールフォルダに入っている場合がございます。

※お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます
事務局
笹川平和財団 第2グループ(平和構築支援担当)
Email:peacebuilding@spf.or.jp
Tel:03-5157-5181

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
E-mail:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

17:00-17:05 開会挨拶
安達一(笹川平和財団 常務理事)
17:05-17:25 基調講演
タリク・カリム大使(バングラデシュ独立大学ベンガル湾研究センター所長)
17:25-18:00 エマドゥル・イスラム上席研究員との対話
18:00-18:30 質疑応答
18:30 閉会
※プログラムについては予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。

講演者

タリク・カリム大使
講演者

タリク・カリム大使

バングラデシュ独立大学ベンガル湾研究センター所長

プロフィール

バングラデシュ独立大学ベンガル湾研究センター所長、シンガポール国立大学南アジア研究所特別客員研究員。2014年から2020年にかけては、世界銀行の南アジア地域統合・関与のアドバイザリーコンサルタント、2014年から2020年にかけては南アジア水イニシアティブの戦略アドバイザーを務めた。米国シアトルおよびワシントンDCのNational Bureau of Asia Researchの諮問委員会委員。また、バングラデシュのコスモス財団の名誉顧問でもある。また、2014年から2017年までインド・ニューデリーのヴィヴェカナンダ国際財団の特別研究員。
1967年に旧パキスタンの外務省に入省し、1971年の独立後にバングラデシュに移った外交官としてのキャリアを持つカリム大使は、国内外で幅広く活躍してきた。1998年に早期退職を選択した後、駐米大使(2001-2002年)、駐インド・バングラデシュ高等弁務官(2009-14年)と2度召還され、バングラデシュ国務大臣の地位と身分を享受した。そのほか、駐イラン大使(兼任)を務めた。レバノン(1991-95年)、南アフリカ高等弁務官(アフリカ4カ国を兼任)、ニューデリー副高等弁務官(1984-88年)、北京次席公使(1988-91年)。

安達一
講演者

安達一

笹川平和財団常務理事

プロフィール

上智大学文学部を卒業後、(独)国際協力機構(JICA)で35 年間、開発途上国の国際協力事業に従事。特に東南アジア、中でもカンボジアの和平後の復興・開発支援に深く関わる。また、開発事業における科学技術イノベーション・DXの活用など分野横断的取組を牽引。2020年6月より笹川平和財団にて、アジア地域の平和構築支援、労働移動問題、多民族共生社会の実現、日中交流、中東・イスラム理解促進、ジェンダー平等、インパクト投資や起業家支援のためのエコシステム構築を通じた女性の経済的エンパワメントに関する事業などを統括。

エマドゥル・イスラム
講演者

エマドゥル・イスラム

笹川平和財団海洋政策研究所海洋政策実現部上席研究員

プロフィール

笹川平和財団海洋政策研究所海洋政策実現部上席研究員。バングラデシュのモムタズ・ベグム科学技術大学顧問。それ以前は、米国ワシントンDCのNational Bureau of Asia Researchの非常勤研究員。トランスパランシー・インターナショナル・バングラデシュ、BRAC、独立大学ベンガル湾研究センター(バングラデシュ)など3つの異なる組織で開発専門家・研究者として調査・評価に携わる。2021年、マレーシアのマラヤ大学からYayasan Khazanah奨学金を受け、コミュニティ開発の博士号を取得。2022-23年、フルブライト客員奨学金を得て、米国ボストンのノース・イースタン大学でポスドク研究を行う。

中山万帆
モデレーター

中山万帆

笹川平和財団第2グループ(平和構築支援担当)グループ長兼主任研究員

プロフィール

1996年より国際交流基金に勤務し、主に東南アジアと南アジアにおける知的交流、日本研究、芸術交流プログラムの企画と運営に携わる。2001年より2005年まで国際交流基金ジャカルタ日本文化センター アシスタント・ディレクター。2007年から2008年まで理事長補佐。2008年より笹川平和財団勤務、主に平和構築とタイ深南部における紛争解決事業の立ち上げに関わる。アジアの平和と安定化事業グループ長、アジア事業グループ長、平和構築支援グループ長を経て、2024年7月より第2グループ(平和構築支援担当)グループ長。

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