安全保障研究グループ セミナー
サイバーセキュリティセミナー2023

新領域安全保障の現在地

サイバー、宇宙、無人兵器の戦いと我が国の課題

主催:公益財団法人 笹川平和財団
 2022年に始まったロシア・ウクライナ戦争では、偽情報、サイバー攻撃を用いたハイブリッド戦や、ドローンを用いた偵察、攻撃など、サイバー、宇宙、電磁波、無人兵器を用いた領域横断的な新しい戦いが展開されています。将来戦では、これらの新領域を基盤とした装備の運用が戦場での優劣を決すると言われており、2022年国家安全保障戦略の改定でも、サイバー、宇宙、電磁波といった領域や無人機、ドローンの活用に関する自衛隊の能力強化の方針が示されました。新たな戦い方に備えることが我が国の安全保障にとって死活的に重要となっています。

 笹川平和財団「新領域研究会」では、サイバー、宇宙、無人兵器の使用といった新領域の安全保障における国内法、国際法上の法的課題について、自衛隊幹部OB、法学者、弁護士などから専門家を招き、2年に渡り議論してまいりました。これらの議論を取りまとめ、新領域の安全保障体制のあり方と法的課題を提言した書籍『新領域安全保障』(https://wedge.ismedia.jp/ud/books/isbn/978-4-86310-275-0)を、2024年1月に発売予定です。

 本セミナーでは、同書の執筆者でもある元陸上総隊司令官の住田和明氏、元横須賀地方総監の渡邊剛次郎氏を登壇者としてお迎えし、新しい戦争の形を踏まえた新領域の安全保障の現状と我が国の課題について、議論を行います。

※ 書籍の出版時期等、詳細が変更される可能性がありますのでご了承ください。

※ 本セミナーの録画、録音、スクリーンショット等の撮影、および資料の二次利用は固くお断りいたします。併せて、SNS・動画投稿サイトへの投稿をご遠慮いただいております。

お申込みについて

参加ご希望の方は、12月20日(水)23:59(JST)までに、本ページの「お申込み」ボタンよりお申し込みください。お申込みいただいた皆様には、12月21日(木)12:00頃(JST)に視聴用URLをご案内いたします。

・お申込みの際、メールアドレスが正しく入力されているかをご確認ください。お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLを24時間以内にクリックし登録を完了してください。

・最後まで登録されておらず、イベント当日にお申込みの問合せが大変多くなっております。お手数をおかけして申し訳ありませんが、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。

・仮登録確認メールが届かない場合は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールに設定されている場合がございます。あらかじめ迷惑メールの設定を解除いただくか、迷惑メールボックスをご確認いただきますようお願いいたします。また、ご入力いただいたメールアドレスが間違っている場合もございますので、再度お申込み手続きを行っていただきますようお願いいたします。

・お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。
事務局
安全保障研究グループ
E-mail: anpo-event@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5209

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
E-mail: spfpr@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5389

プログラム

16:30 開会
16:35 講演 
住田 和明 氏/渡邊 剛次郎 氏
※講演順は変更される場合があります。
17:15 ディスカッション・質疑応答
住田 和明 氏/渡邊 剛次郎 氏/大澤 淳 氏
18:00 閉会
注)プログラムの内容は予告なく変更されることがありますので、予めご了承下さい。

講演者

住田 和明 氏
講演者

住田 和明 氏

NTTコミュニケーションズ株式会社 特別参与

プロフィール

1984年(昭和59年)防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。
その後、陸上幕僚監部防衛課長、第1高射特科団長、陸上幕僚監部防衛部長、第2師団長、統合幕僚副長、東部方面総監、陸上総隊司令官などを経て2019年(令和元年)防衛省退職(陸将)。この間、東日本大震災に際して約1,300人の部隊を率いて石巻・女川地区に災害派遣。令和2年1月から現職。安全保障、危機管理、リーダーシップ論などを専門としている。

渡邊 剛次郎 氏
講演者

渡邊 剛次郎 氏

元海将、元横須賀地方総監、日本戦略研究フォーラム(JFSS)政策提言委員

プロフィール

防衛大学校を1985年卒業後、海上自衛隊入隊。2005年米海軍大学指揮課程卒業、ヘンリー・スチムソンセンター(ワシントンD.C.)客員研究員。防衛省海上幕僚監部防衛部長、海上自衛隊教育航空集団司令官、横須賀地方総監などを歴任し、2019年に退官(海将)。日米における職務経験などを通じ、安全保障、ミサイル防衛、無人兵器などを専門としている。
最近の著作に、「日本の想定、ここが足りない 島国ゆえの「脆弱性」直視を」『Wedge』2023年11月号。

大澤 淳 氏
モデレータ

大澤 淳 氏

笹川平和財団安全保障研究グループ 特別研究員

プロフィール

1971年生。慶應義塾大学法学部1994年卒、同大学大学院法学研究科修士課程1996年修了(法学修士)。1995年世界平和研究所研究員、2009年同主任研究員、2014年〜2016年内閣官房国家安全保障局参事官補佐(サイバー安全保障担当)、2017年より中曽根康弘世界平和研究所主任研究員。併任職として、2004年〜2006年外務省国際情報統括官組織専門分析員、2007年〜2009年外務省総合外交政策局外交政策調査員、2013年米国ブルッキングス研究所客員研究員(招聘給費)、2012年〜2016年政策研究大学院大学(GRIPS)客員研究員、2017年〜2019年内閣官房国家安全保障局シニアフェローを歴任。
最近の著作に、「将来戦を見据えた新領域整備を」産経新聞社『正論』2022年8月号。
「サイバー安全保障における先端技術保護」『外交』Vol. 77、2023年1/2月号。「新領域における戦い方の将来像-ロシア・ウクライナ戦争から見るハイブリッド戦争の新局面」高橋杉雄編著『ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか』(文春新書、2023年6月)。

開催一覧

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