笹川平和財団は、横須賀カウンシル・アジア太平洋研究所(YCAPS)と共催で「Community Conversations Seminar Series」を開催いたします。
本セミナーシリーズは、在日米軍関係者への日本の安全保障に関する知識の普及を目的としており、今回は"Code of Conduct Negotiation in the South China Sea—Lacking Will or Skill?"と題して、南シナ海における行動規範をテーマに、立命館アジア太平洋大学の佐藤洋一郎氏および佐世保米海軍基地所属のYale氏(ディスカッサント)を登壇者に迎え、議論します。
2002年に拘束力のある行動規範策定に向けた公式な交渉を開始するとした、南シナ海行動宣言が合意されてから20年以上が経過しています。南シナ海で起こった様々な事象から、交渉はそのペースの加速・減速を繰り返しつつ断続的に行われてきましたが、こうした戦略的コンテクストの変化は、必然的にこの交渉に影響を及ぼしました。本セミナーでは、交渉が遅れている主な原因は、中国の意図的な対応の遅さにあるとする議論に至る前に、いくつかの検討すべき論点をあげ、議論します。
※今回のセミナーは長崎県佐世保市で開催します。オンラインでの配信はありませんので、ご留意ください。
今後のセミナーシリーズの開催予定は、以下のとおりです。皆様のご参加をお待ちしております。
【今後のセミナーシリーズ情報】
・10月25日(水)(於:神奈川県横須賀市)
"The Transition and Development of Japan’s 'Free and Open Indo-Pacific' Policy"
https://www.spf.org/seminar/list/20231025.html