セミナー 安全保障研究グループ

公開ウェビナー
「ロシア・ウクライナ戦争における核エスカレーション・リスク」

主催:公益財団法人 笹川平和財団
笹川平和財団では「核脅威の増大と抑止のあり方」事業の一環として、「ロシア・ウクライナ戦争における核エスカレーション・リスク」をテーマに公開ウェビナーを開催いたします。

昨年から続くロシアによる本格的なウクライナ侵略(ロシア・ウクライナ戦争)では、ロシアによる核使用の可能性への懸念が高まっています。ロシアは非核の通常戦力でウクライナの制圧を目指したものの果たせず、逆に2022年9月のウクライナ側によるハルキウ攻勢や東部要衝バフムトを巡る攻防戦、更に今年6月から始まったウクライナ側反攻などによって守勢に立たされている印象があります。こうした状況の下で、ロシアが状況悪化の阻止のために核使用の恫喝に傾斜する可能性が危惧されています。

事実、ロシアはベラルーシへの戦術核兵器の配備を決定し、6月中旬には「第1弾を移転した」として、既に搬入が始まっていることを示唆しています。こうした状況でG-7諸国は5月、「核軍縮に関するG-7首脳広島ビジョン」を発表し、ベラルーシへの核兵器配備は「危険であり、かつ受け入れられない」とする意思表明を行いましたが、今後ウクライナの反攻が進展するにつれて、ロシア側の核使用の可能性の高まりに如何に対応するかが問われています。

そこで今回のウェビナーでは、核抑止に詳しい防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長の高橋杉雄氏、NATOや欧州の安全保障問題に詳しい慶応義塾大学総合政策学部准教授の鶴岡路人氏、ロシアの安全保障問題に詳しい東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教分野 専任講師の小泉悠氏を登壇者としてお迎えし、ロシア・ウクライナ戦争における核エスカレーションのリスクについての討議を行って頂きます。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

お申込みについて

参加ご希望の方は7月19日(水)11時59分までに本ページよりお申込みください。本登録後、7月19日(水)午後に、参加用URLをご案内いたします。

※ お申込み後、登録されたメールアドレスに仮登録確認メールが届きます。24時間以内にメールにある登録完了用URLをクリックし登録を完了してください。登録未完了による問合せが増えているため、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。また、仮登録確認メールが届かない時は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールフォルダに入っている場合がございますので、あわせてご確認ください。

※ 7月19日(水)午後に配信する参加用URLの案内メールが届かない場合、お手数をおかけしますが「迷惑メール」フォルダもあわせてご確認ください。

※ 回線・機器の状況によっては通信が不安定になったり、それを原因とした映像等の不具合が生じたりする可能性がございます。

※ 本セミナーの録画、録音、スクリーンショット等の撮影、および資料の二次利用は固くお断りいたします。併せて、SNS・動画投稿サイトへの投稿もご遠慮ください。

※ お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。
事務局
笹川平和財団 安全保障研究グループ
Email:anpo-seminar@spf.or.jp
Tel:03-5157-5209

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
Email:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

14:00 開会
14:05 講演
高橋 杉雄 氏 / 鶴岡 路人 氏 / 小泉 悠 氏

※ 講演順は変更される場合があります。
14:50 ディスカッション・質疑応答
高橋 杉雄 氏 / 鶴岡 路人 氏 / 小泉 悠 氏 / モデレータ:福田 潤一
15:30 閉会

講演者

高橋 杉雄 氏
講演者

高橋 杉雄 氏

防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長

プロフィール

<専門分野>
現代軍事戦略論、日米関係論

早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、ジョージ・ワシントン大学コロンビアンスクール修士課程修了。著書に、『現代戦略論』(並木書房)、共著に『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛』(並木書房)、『「核の忘却」の終わりー核兵器復権の時代』(勁草書房)など。

鶴岡 路人 氏
講演者

鶴岡 路人 氏

慶応義塾大学総合政策学部准教授

プロフィール

<専門分野>
現代欧州政治、NATO、国際安全保障

<経歴>
慶應義塾大学法学部卒業後、同大学大学院、米ジョージタウン大学大学院に学び、英ロンドン大学キングス・カレッジで博士号(PhD in War Studies)取得。在ベルギー日本大使館専門調査員(NATO担当)を経て、2009年から2017年まで防衛省防衛研究所教官、主任研究官。その間、防衛省防衛政策局国際政策課部員、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)訪問研究員を務める。2023年3月からオーストラリア国立大学(ANU)訪問研究員。

小泉 悠 氏
講演者

小泉 悠 氏

東京大学先端科学技術研究センター専任講師(グローバルセキュリティ・宗教分野)

プロフィール

<専門分野>
安全保障論、国際関係論、ロシア・旧ソ連諸国の軍事・安全保障政策

<経歴>
民間企業、外務省専門分析員等を経て、2009年、未来工学研究所に入所。2017年に特別研究員となり、2019年2月まで勤務。この間、外務省若手研究者派遣フェローシップを得てロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所に滞在したほか(2010-2011年)、国立国会図書館調査及び立法考査局でロシアの立法動向の調査に従事した(2011-2018年)。2019年3月、東京大学先端科学技術研究センター特任助教。2022年1月より現職。

福田 潤一
モデレータ

福田 潤一

笹川平和財団安全保障研究グループ主任研究員

プロフィール

<専門分野>
国際関係論、安全保障論、米国外交

<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻で修士号取得、同専攻博士課程を単位取得退学。外務省国際情報統括官組織第二国際情報官室専門分析員(米国安保担当)、世界平和研究所(現・中曽根康弘世界平和研究所)研究本部研究員、法政大学大学院法学研究科兼任講師などを経て現職。航空自衛隊幹部学校客員研究員を兼任。

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