安全保障事業 セミナー

SPF China Observer 衛星画像分析

ザポリージャ原発の現状と今後の懸念事項

主催:公益財団法人 笹川平和財団
 笹川平和財団では、サテライトサイト「SPF China Observer」を通じて、日本の中国専門家が、中国の政治、経済、社会、外交、安全保障についての分析を発信するプロジェクトを行っています。また、本プロジェクトの執筆者を中心に、公開フォーラムを定期的に開催しています。

 2022年度第4回となる今回は、ロシアが占拠する欧州最大規模のザポリージャ原子力発電所に対する砲撃が発生するなど、情勢が緊迫化し、原子炉破損による大規模な放射性物質の放出を核の盾として利用するのではないかという議論が生じていることから、衛星画像を駆使し、同原発の現状を正確に分析するとともに懸念事項について議論します。今回の公開フォーラムには、スピーカーとして論考「ザポリージャ原発の現状と今後の懸念事項」を執筆した小林祐喜・笹川平和財団研究員、ディスカッサントとして小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター講師、モデレータとして小原凡司・笹川平和財団上席研究員が登壇します。

 多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

【参考情報】
*「SPF China Observer」はこちらからご覧いただけます。
*論考『ザポリージャ原発の現状と今後の懸念事項』 (小林 祐喜  笹川平和財団研究員)
事務局
笹川平和財団 安全保障研究グループ
E-mail: anpo-event@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5209

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
E-mail: spfpr@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5389

プログラム

11:00-11:05 開会
11:05-11:45 講演/パネルディスカッション(敬称略)
小林 祐喜(公益財団法人笹川平和財団 研究員)
小泉 悠(東京大学先端科学技術研究センター講師)
小原 凡司 (公益財団法人笹川平和財団 上席研究員)
11:45-12:00 質疑応答
12:00 閉会

講演者

小林 祐喜 Yuki Kobayashi
スピーカー

小林 祐喜 Yuki Kobayashi

公益財団法人笹川平和財団 研究員

プロフィール

1972年生まれ、関西学院大学法学部政治学科卒業。河北新報社入社。報道部経済班などを経て2007年退社。13年フランス・ストラスブール政治学院で国際関係論、14年同・レンヌ政治学院で公共政策論の修士課程修了。15年パリ高等鉱業大学院博士課程。19年「福島第一原発事故の危機対応における政治と科学の関係」で博士号を取得。同年7月より、現職。主な論考に「核不拡散に貢献する原子力技術と次世代炉」(月刊公明、2021年4月号)「ロシアのウクライナ侵攻と戦時下の原発防護:世界が初めて直面する事態」(国際情報ネットワーク分析 IINA、笹川平和財団ウェブページ)など。

小泉 悠 Yu Koizumi
ディスカッサント

小泉 悠 Yu Koizumi

東京大学先端科学技術研究センター 講師

プロフィール

専門はロシアの軍事・安全保障政策。早稲田大学大学院政治学研究科(修士課程)修了後、民間企業勤務、外務省国際情報統括官組織専門分析員、公益財団法人未来工学研究所研究員、東京大学先端科学技術研究センター特任助教などを経て2022年から現職。主著に『ウクライナ戦争の200日』(文藝春秋)、『ロシア点描』(PHP研究所)、『現代ロシアの軍事戦略』(筑摩書房)、『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版)などがある。

小原 凡司 Bonji Ohara
モデレータ

小原 凡司 Bonji Ohara

公益財団法人笹川平和財団 上席研究員

プロフィール

1985年 防衛大学校卒業、1998年 筑波大学大学院(地域研究修士)修了(修士)。1985年に海上自衛隊入隊後、回転翼操縦士として勤務。2003年~2006年 駐中国防衛駐在官。2006年防衛省海上幕僚監部情報班長、2009年 第21航空隊司令、2011年IHS Jane’s アナリスト兼ビジネス・デベロップメント・マネージャーを経て、2013年に東京財団、2017年6月から現職。単書に『中国の軍事戦略』(東洋経済新報社)『軍事大国・中国の正体』(徳間書店)『何が戦争を止めるのか』(ディスカバートゥエンティワン)『曲り角に立つ中国』共著(NTT出版)、共著に『米中新冷戦の幕開け』(東洋経済新報社)、『よくわかる中国現代政治』(ミネルヴァ書房)、『『台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する』(ミネルヴァ書房)等。

開催一覧

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