
SOFT RECOGNITION ― 自己決定権を持つグループの国際問題への関与
国際問題は従来、中央政府が主導するものでしたが、グローバル化により国内・国際政治の境界が曖昧になっています。本報告書では、連邦制下などで一定の自己決定権を持つグループが国際問題に関与する「SOFT RECOGNITION(柔軟な認識)」を提案。これらのグループが国際機関や外交プロセスに参加するメカニズムを示し、すべての関係者—国家、多国間機関、そして市民—にとっての利益を強調しています。
カテゴリー区分 | 書籍 |
一般/基金区分 | 一般事業 |
発行 | 2011.04 |
著者/編者 | 編著者:安里和晃 出版社:ダイヤモンド社 |
金額 | 定価(税込):1995円 |
備考 | 単行本(ソフトカバー): 352ページ 言語:日本語 寸法:18.6 x 13.2 x 2.8 cm ISBNコード:978-4-478-01589-6 |
目次 | はじめに 第1章 枯渇してゆく日本の労働力 人口減少社会における社会の再生産と移民 安里 和晃 加速する労働力人口の減少 李 賢珠 少子高齢化時代における労働力需給 後藤 純一 なぜ海外からの人材を考えるか 安里 和晃 (コラム) 高齢者親和産業の成長とヒューマン・サービスの質 小川 全夫 第2章 日本は「労働鎖国」か──受け入れの問題点を探る 受け入れの是非論とその展開 明石 純一 研修・技能実習制度は生まれ変わるか 王 再清 産業存続危機の解決策としての外国人研修・技能実習生の受け入れ 金 湛 EPAによる看護師・介護士受け入れ制度について 医療・福祉に海外からの人材は定着するか 安里 和晃 送り出し国フィリピンにおける看護教育と看護師就労状況 細田 尚美 アジア地域から来日して働く外国人IT技術者 松下 奈美子 (コラム) フィリピン・医者のいない病院 細田 尚美 第3章 成長するアジアと人の移動 アジアの経済成長と外国人労働者 底辺で経済成長を支える香港の家事労働者 安里 和晃 シンガポールの移民「マネジメント」 明石 純一 送出し国の開発と出稼ぎ労働 海外就労先を開拓し続けるフィリピン 細田 尚美 ベトナムの出稼ぎは貧困を撲滅するか 堀西 雅亮 改革される外国人労働者受け入れ 李 賢珠 (コラム) 国境を越える人口移動の女性化 池上 清子 (コラム) 在韓モンゴル人労働者の受け入れ状況 窪田 新一 第4章 労働力大争奪時代の到来に備えて 日本を離れアジアへと向かう若年労働者 松谷 実のり 中国の経済成長と高齢化がもたらす、アジアの労働力争奪 岡室 美恵子 これからの日本が取るべき方向性とは 人口変動社会に対応した「国家ビジョン」の必要性 田村 太郎 外国人労働者居住地域がすでに直面している課題と、そこから学ぶべきこととは 鈴木 暁子 多様な人材の包摂とグローバルなアプローチ 安里 和晃 (コラム)在日日系ブラジル人の現状 鈴木 暁子 |