将来世代に繋ぐ人的基盤の構築

太平洋島嶼国および国内の世代交代ならびにコロナ禍における渡航機会の減少による人的関係の希薄化に対応するため、将来世代にわたる太平洋島嶼国との人的ネットワークの構築を図る。また、太平洋島嶼国の視点を踏まえた情報発信により、国内外における太平洋島嶼地域に関する理解の促進を図る。

2023年度実施内容

短期客員フェローの招へい

太平洋島嶼国より、太平洋島嶼国チームの活動への参加、日本と出身国の外交関係に関する調査研究、エッセイの執筆などを担う短期客員フェローを招へいする。特に太平洋諸島フォーラム（PIF）議長国であり、駐日大使館を持たないクック諸島から年間３名程度を受け入れ、2024年に予定されている第10回太平洋・島サミットに向けて外務省、JICAなどとの協議促進を支援する。

国内留学生ネットワークの再構築

一般社団法人太平洋協会と協力し、太平洋島嶼国出身留学生を中心に日本・太平洋島嶼国関係に関する日本および太平洋島嶼国政府への提言発信を目的とする留学生会議を「太平洋島嶼地域官民連携強化」事業における産官学民連携会議にあわせて開催する。

第３回インド太平洋島嶼国対話会議の開催

カーネギー国際平和基金（米国）に業務委託し、自由で開かれたインド太平洋構想に対する島嶼国視点の反映を目的とする第３回インド太平洋島嶼国対話会議を開催する（ニューヨーク、９月）。また外部専門家を太平洋島嶼地域に派遣する。

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