Ocean Newsletter

オーシャンニューズレター

第97号(2004.08.20発行)

第97号(2004.08.20 発行)

編集後記

ニューズレター編集委員会編集代表者((社)海洋産業研究会常務理事)◆中原裕幸

◆アメリカで6月9~10日にCapitol Hill Oceans Week(CHOW)。海洋資源管理と海洋探求・観測・教育が両日のテーマ。上下両院の海洋関係委員会の議員幹部や大統領指名海洋政策審議会議長、政府高官に研究機関や産業界の有力者など35人ほどの顔ぶれのなかなかのプログラムで毎年の恒例行事。(www.nmsfocean.org/chow2004)。わが国の衆参両院の議員幹部や政党幹部に産官学研民のオピニオンリーダーが一堂に会して国家海洋政策について永田町近傍で論じあうというシーンなど、今のところ夢の世界か? せめて総理の施政方針演説での一言をというお願いは前回書いたが、せめて来年の「海の日」には総理大臣談話で海洋国家日本の理念を、というお願いはどうだろうか?

◆『ものつくり大学』での自作艇競漕大会の物語。「ものつくり人」は、誰かが言い誰もが言う「モノつくりはヒトつくり」の結晶体。海事の世界は古来より人類の海洋利用の太宗を占めてきた。その世界的教育連携を目指すIAMU。ところで東京商船大学と東京水産大学が合併した東京海洋大学、神戸大学の11番目の学部となった旧神戸商船大学。両者はこれからどこに向かっていくのか。次号掲載予定の東京海洋大学学長のペーパーに期待。また、第一回国際海事フォーラムを今年の海の日に開催した神戸大学海事科学部の今後にも期待。読者投稿は何はともあれキャッチボールすることに意味あり。読者諸氏からは編集サイドが困惑するくらいの多数のボールを遠慮なくどうぞ。

◆前号で岩牡蠣・シャブリ・八海山に生唾ごくりの諸兄、大トロの炙りにぎりに北の紫蘇風味・鍛高譚、ちょっと奮発して南の古酒泡盛・千年の響ではいかが。いやとりあえず風呂上りに浴衣で枝豆・冷奴に缶ビールか缶チューハイで暑気払いの乾杯といきましょう!(了)

第97号(2004.08.20発行)のその他の記事

ページトップ