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国連生物多様性サミット ハイレベル・サイドイベント チャールズ皇太子、ダニー・フォーレ セイシェル大統領、角南篤理事長らが海洋生物多様性について議論

2020.10.12

オンラインで開催された今年の国連総会において、生物多様性サミットが開催されるのに合わせて、「ハイレベル・サイドイベント 生物多様性:海洋の役割」が日本時間の9月30日午後9時-10時半に開催されました。

ピーター・トムソン国連事務総長海洋特使が司会を務め、国連生物多様性サミットに際し、世界の有識者を交えた海洋生物多様性に関し有意義な議論が行えることに期待を表明しました。ウェールズ公チャールズ皇太子は、ビデオメッセージにおいて、地球の自然を救済するマーシャルプランが必要で、綿密に関連し合う海洋生態系の保全に向けた国際的な取り組みの強化を呼びかけました。この他、ダニー・フォーレ セイシェル大統領は、ブルーエコノミーの推進に向け、自然保護のための債務転換(Debt Swap for Nature)やブルーボンド(海洋のための債権)の実績を紹介しました。

ウェールズ公チャールズ皇太子写真

ウェールズ公チャールズ皇太子

角南篤 笹川平和財団理事長・海洋政策研究所所長は、地域的特性を踏まえ海洋に関する課題解決を模索していく重要性を指摘するとともに、持続可能な海洋経済ハイレベルパネルの諮問委員会のメンバーとして海洋政策研究所はパラオでの私たちの海洋会議、第2回国連海洋会議等での合意形成に貢献していく方針を強調しました。

この他、リュウ・ゼンミン(Liu Zhenmin)国連経済社会問題担当事務次長、エリザベス・ムレマ生物多様性事務局長、ミンデルー財団アンドリュー・フォレスト会長、ドナ・ベルタリ国連貿易開発会議(UNCTAD)特別顧問、エンリック・サラ ナショナル・ジオグラフィー研究員が登壇し、海洋生物多様性保全に向けた効果的な政策目標に関する合意やその実施を緊急課題として取り組むべきと呼びかけました。

最後に、イザベラ・ロビン スウェーデン副首相・環境気候大臣は、コロナ禍から経済再生と海洋の持続可能性の実現を同時に実現することを目指していく必要性を強調し、来年の第2回国連海洋会議でより多くの進捗を報告し合えることに期待を表明しました。
(左上から右下へ順に) ダニー・フォーレ セイシェル大統領、イザベラ・ロビン スウェーデン副首相、リュウ・ゼンミン国連経済社会問題担当事務次長、ピーター・トムソン国連事務総長海洋特使、角南篤 笹川平和財団理事長・海洋政策研究所所長、エリザベス・ムレマ生物多様性事務局長、アンドリュー・フォレスト ミンデルー財団会長、ドナ・ベルタリ国連貿易開発会議(UNCTAD)特別顧問、エンリク・サラ ナショナル・

(左上から右下へ順に) ダニー・フォーレ セイシェル大統領、イザベラ・ロビン スウェーデン副首相、リュウ・ゼンミン国連経済社会問題担当事務次長、ピーター・トムソン国連事務総長海洋特使、角南篤 笹川平和財団理事長・海洋政策研究所所長、エリザベス・ムレマ生物多様性事務局長、アンドリュー・フォレスト ミンデルー財団会長、ドナ・ベルタリ国連貿易開発会議(UNCTAD)特別顧問、エンリク・サラ ナショナル・

より詳細な報告はこちらでご覧いただけます。
国連ホームページはこちら https://sdgs.un.org/events/biodiversity-oceans-role-24649
(文責:海洋政策研究所 小林正典主任研究員)

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