地域に根差した高齢者ケア
中国、韓国、ベトナムの事例から見えるもの
2019.11.27
当財団では2016年度から3年にわたり、アジアにおける少子高齢化をテーマに活動を行いました。その一環として実施した地域社会による高齢者ケアに関する事例調査の結果を、本報告書「Community-based Care for Older Persons: Implication from China, Korea, and Vietnam」としてまとめました。
急速に高齢化が進むアジア諸国においては、国家財政を鑑みると、高齢者福祉の整備を国に頼ることができません。また、「高齢者ケアは家族の役割」という考えが根強く残る地域においても少子化や働き世代の流出が進み、家族が高齢者を支えていくことが難しくなっています。
このような状況下、アジア諸国では地域社会が主体となって、高齢者福祉サービスの仕組みを独自に発展させています。本報告書では、中国、韓国、ベトナムの事例を紹介するとともに、各取組みには成功の鍵として、1) 経済・社会的活動への参加を通した高齢者のアクティブ・エイジング、2) ケア提供者としての高齢者の活躍、3)様々なステークホルダーによる協働という3つの点が共通してみられました。
これら3か国の事例は、今後のアジア、ひいては世界における高齢化への対応を議論する上で何らかの示唆を与えうるものだと考えています。本報告書を通じて、高齢者のケアや社会における新しい役割について考える一助となれば幸いです。
アジア事業グループ 林 早苗・横木 那美
急速に高齢化が進むアジア諸国においては、国家財政を鑑みると、高齢者福祉の整備を国に頼ることができません。また、「高齢者ケアは家族の役割」という考えが根強く残る地域においても少子化や働き世代の流出が進み、家族が高齢者を支えていくことが難しくなっています。
このような状況下、アジア諸国では地域社会が主体となって、高齢者福祉サービスの仕組みを独自に発展させています。本報告書では、中国、韓国、ベトナムの事例を紹介するとともに、各取組みには成功の鍵として、1) 経済・社会的活動への参加を通した高齢者のアクティブ・エイジング、2) ケア提供者としての高齢者の活躍、3)様々なステークホルダーによる協働という3つの点が共通してみられました。
これら3か国の事例は、今後のアジア、ひいては世界における高齢化への対応を議論する上で何らかの示唆を与えうるものだと考えています。本報告書を通じて、高齢者のケアや社会における新しい役割について考える一助となれば幸いです。
アジア事業グループ 林 早苗・横木 那美
目次
| カテゴリー区分 | 調査報告書 |
| 著者/編者 | 笹川平和財団 |
| 発行 | 2019.09 |
| 目次 | Foreword Preface and Acknowledgements Introduction Chapter 1 Informal Care Program in Shanghai, China Chapter 2 Elderly-elderly Care Program in South Korea Chapter 3 The Wolgye Social Welfare Center’s “Beautiful Neighbors” Program Chapter 4 Model of Care for Older Persons: the Case of Vietnam Conclusion |