ヴォルカン・ボズクル氏(トルコ国会議員・外交委員会委員長)講演会「トルコと周辺諸国との外交関係~シリアとクリミア問題をめぐって~」(2014.4.15開催)
笹川平和財団はトルコ大国民議会議員・外交委員会委員長のヴォルカン・ボズクル大使をお招きして、2014年4月15日(火)に「トルコと周辺諸国との外交関係~シリアとクリミア問題をめぐって~」と題した講演会を開催いたしました。
ヴォルカン・ボズクル大使は、トルコ政府の外交官として、長年トルコ外交の最前線におられました。現在はトルコ国会議員・外交委員長として、国会からトルコ外交のかじ取りをしていらっしゃいます。
トルコは、ダヴトール外相の「ゼロプロブレム外交」を推進し、近隣諸国との善隣友好外交を推進しています。その反面、隣国シリアの内戦とそれに伴うシリア難民の受け入れや、黒海を挟んで対岸にあるウクライナのクリミア問題など、近隣外交に大きな問題を抱えているのも事実です。特にクリミアの少数民族、トルコ系クリミア・タタール人に対する圧力や圧迫が、ロシアとの関係に新たな局面を与えています。そうした中、ボズクル氏には、トルコ大国民議会議員・外交委員長として、与党公正発展党(AKP)の立場から、シリア問題、クリミア問題など最近のトルコ外交政策について語って頂きました。
また、コメンテーターとして、トルコから帰任したばかりの前駐トルコ日本大使の荒木外務省参与にお願いし、近年急速に進んでいる日本・トルコ関係についてもお話しいただきました。
【笹川平和財団主催講演会のご案内】「トルコと周辺諸国との外交関係~シリアとクリミア問題をめぐって~」(2014.4.15開催)