元米国エネルギー省副長官のウィリアム・マーティン氏をお迎えし、9月4日(火)に講演会を開催しました。
「グローバル・エネルギーのトレンドと発展:エネルギー安全保障の視点から」
笹川平和財団は、元米国エネルギー省副長官のウィリアム・マーティン氏をお迎えし、9月4日(火)に講演会を開催しました。マーティン氏はロナルド・レーガン政権下でエネルギー省副長官、大統領特別補佐官を務め、その後も最近まで米エネルギー省原子力諮問委員会・委員長を務めたエネルギー問題の専門家です。
エネルギー安全保障の問題は、福島第一原子力発電所の事故以降、日本でも注目が高まり、多くの国民が電力需給の問題を通してさらに切実にこの問題を考えるようになりましたが、エネルギー問題は日本一国のみの問題ではありません。 世界全体でみれば、2100年には100億人もの人口に到達しようかという中で、今後人類全体が必要とするエネルギーは一体どれほどのものなのか?その中で世界の繁栄を確保するために、我々はどのようにエネルギー需要を確保することができるのか? 講演会では、このような問いを見据え、クリーンで安全なエネルギー獲得のための多様なエネルギー・ミックスの必要性や、日本や米国などの先進国が最新技術を用いて今日よりもさらに安全で再生可能なエネルギーの確保し、世界エネルギー需給の安定を目指す責任について議論しました。