笹川平和財団は、「日米オピニオンリーダー交流」事業の一環として、ラッセル・カークセンター シニアフェローのジョージ・ナッシュ博士をお招きし2017年2月1日に講演会を開催しました。
パネルディスカッション概要)https://www.spf.org/event/article_23499.html
パネルディスカッション概要)https://www.spf.org/event/article_23499.html
ナッシュ氏は、ハーバード大学で歴史学博士号を取得後、在野で研究、著作活動を続けてこられた歴史家、思想史家であり、米国の保守主義・保守派知識人の歴史研究、またフーバー大統領に関する研究でも著名な研究者です。多くの著作の中でも『1945年以降の米国における保守派知識人の運動』/The Conservative Intellectual Movement in America Since 1945 (Brookings Institution Press, 2014)は特に有名で、1976年の初版ながら2006年には第3版が出版されるなど近年再び注目を集めています。
本講演会では、世界を驚かせたドナルド・トランプ次期大統領の登場、そしてポピュリズムの台頭など、現在の米国政治を取り巻く大きな変化の背景にはいったい何があるのか、近代の米国保守主義の知的発展と現在の構造、そして課題の観点から、ナッシュ博士に分析していただきました。また、モデレーターは青山学院大学の会田弘継先生にお務めいただきました。