震災復興へ想いをつなぐ日中交流
中国の無形文化財保護団体が輪島漆芸技術研修所に漆を寄贈
笹川平和財団(東京都港区、理事長・角南篤)は、3月3日(月)、昨年1月に能登半島地震により甚大な被害をうけた現地の伝統工芸関係者を支援するため、石川県立輪島漆芸技術研修所で寄贈品贈呈式を実施しました。
2021年4月14日、当財団はアイスランド共和国のステファン・ヨハネソン駐日大使の表敬訪問を受けました。角南篤理事長、阪口秀海洋政策研究所(OPRI)所長等とアイスランド、日本の両国間における北極海の持続可能な研究開発やジェンダーバランスなどの課題について意見交換しました。
また、当財団が5月7日に北極サークル(*)と共催するオンラインイベント「Prelude to the Arctic Circle Japan Forum」の準備についても情報共有しました。このイベントは、日本とアイスランドの共催による「第3回北極科学大臣会合」(5月8日~9日開催)に合わせて実施され、今秋に開催が予定されている「北極サークル日本フォーラム」のプレイベントとして位置づけられています。
(左から)酒井英次OPRI副所長、阪口秀OPRI所長、角南篤笹川平和財団理事長、ステファン・ヨハネソン駐日アイスランド大使、 幡谷咲子OPRI研究員、ハルドル・エリス・オラフソン駐日アイスランド大使館商務官
*参考:
北極サークル(Arctic Circle)
アイスランド共和国のオラフル・ラグナル・グリムソン前大統領の提唱で2013年に設立された北極の諸問題について議論する世界最大級の国際会議。北極版ダボス会議とも呼ばれ、毎年10月にアイスランドのレイキャビクで開催される総会には世界50カ国以上からハイレベル政府関係者、研究者、ビジネス関係者など2000人以上が集結する。なお、2020年の総会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2021年秋に延期された。