セミナー

無人機・AIによる戦いの変化

共催:公益財団法人笹川平和財団、公益財団法人水交会
笹川平和財団および水交会では、海洋安全保障にかかる調査研究活動の一環として、毎年「海洋安全保障シンポジウム」を開催しています。本シンポジウムは、海上防衛の現場で実務経験を有する現職自衛官や水交会会員と、海洋安全保障分野で活躍する研究者が同じテーマで忌憚なく議論を行う、ユニークな場となっております。
さて、ロシア・ウクライナ戦争においては、軍事と非軍事が交錯するハイブリッド戦が展開され、官民の技術が融合したデュアルユースの戦いが顕著となりました。中でも、AIを活用した無人機などの先端技術は、戦闘の様相を大きく変化させています。
今回のシンポジウムでは、世界各地で無人機やAIが戦いにどのような変化をもたらしているのか、また現代においても主体となっている重火器を使用した戦闘にどのような影響を与えているのかについて、専門家による議論を通じて検討いたします。
海洋安全保障に関心をお持ちの皆様にぜひご参加いただきたく、下記のとおりご案内申し上げます。

お申込みについて

本セミナーは会場での参加のみとなります。
参加をご希望の方は、12月18日(木)17時00分までに本ページよりお申し込みください。
※会場の都合により、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。

※お申し込みの際は、メールアドレスを正しくご入力ください。
お申し込み後に「仮登録確認メール」が届きますので、メールに記載のURLを24時間以内にクリックし、登録を完了してください。登録が未完了のままのお問い合わせが増えておりますので、ご注意ください。

※仮登録確認メールが届かない場合は、「spfpr@spf.or.jp」からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられていないかご確認ください。

※ご入力いただいた個人情報は、当財団が主催または後援するセミナー・講演会等のご案内に使用させていただきます。
事務局
笹川平和財団 経営企画部特命案件チーム
Email:plan-coord_event@spf.or.jp
Tel:03-5352-5340

※取材に関するお問い合わせは、経営企画部広報課までお願いいたします。
テレビ取材をご希望の際は、事前にご一報ください。
Email:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

15:00-15:05 開会挨拶
兼原 信克(笹川平和財団常務理事)
15:05-15:25 基調講演
石巻 義康(海上自衛隊幹部学校長)
15:25-16:55 パネルディスカッション
高橋 秀行(海上自衛隊幹部学校戦略研究室)
杉本 孝幸(株式会社IHI顧問)
楠山 博康(近畿中部防衛局)
河上 康弘(笹川平和財団総括・交流グループ兼主任研究員)
16:55-17:00 閉会挨拶
村川 豊(水交会専務理事(元海上幕僚長))
※講演者、演題については予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。

講演者

兼原 信克
開会挨拶

兼原 信克

笹川平和財団 常務理事

プロフィール

1959年山口県生まれ。東大法学部卒業後、外務省入省。条約局国際法課長、北米局日米安全保障条約課長、総合外交政策局総務課長、欧州局参事官、国際法局長などを歴任。国外では欧州連合、国際連合、米国、韓国の大使館や政府代表部に勤務。2012年発足の第二次安倍政権で、内閣官房副長官補(外政担当)、国家安全保障局次長を務める。2019年に退官後、2020年から2025年3月まで同志社大学特別客員教授を務める。2023年より笹川平和財団常務理事。2025年4月より麗澤大学特任教授。2015年仏政府よりレジオンドヌール勲章を受勲。

石巻 義康
基調講演/コメンテーター

石巻 義康

海上自衛隊幹部学校長

プロフィール

1969年生まれ。防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊。幹部候補生学校を経て、米国タフツ大学フレッチャースクールで法律外交修士号を取得。米海軍大学指揮課程修了。護衛艦艦長、第4護衛隊司令、海上幕僚監部では指揮通信課長、厚生課長を務めたほか、第3護衛隊群司令などを歴任。2020年からはCTF151司令官として多国籍任務を指揮。練習艦隊司令官、第2術科学校長を経て、2024年12月より海上自衛隊第1術科学校長。2025年12月より海上自衛隊幹部学校長。

高橋 秀行
パネリスト

高橋 秀行

海上自衛隊幹部学校戦略研究室

プロフィール

1970年宮崎県日南市生まれ。拓殖大学大学院国際協力学研究科博士後期課程修了(博士(安全保障))。統合幕僚監部防衛計画部計画班などを経て、現在、海上自衛隊幹部学校防衛戦略教育研究部戦略研究室所属。著書に『ドローンが変える戦争』(共著)、ロバート・ジャーヴィス『核兵器が変えた軍事戦略と国際政治』(共訳)など。

杉本 孝幸
パネリスト

杉本 孝幸

株式会社IHI顧問(元呉/横須賀地方総監、ハーバード大学アジアセンターシニアフェロー)

プロフィール

1962年青森県八戸市生まれ。防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊。固定翼操縦士として勤務し、幹部候補生学校教官、海上幕僚監部総務部経理課予算班を経て、幹部学校入校。第2飛行隊長、海上幕僚監部人事教育部補任課補任班長、防衛部防衛課編成班長を歴任。第5航空隊司令、統合幕僚監部防衛計画部防衛課長を経て、航空集団司令部幕僚長(海将補)、第1航空群司令、防衛監察本部監察官を務める。幹部候補生学校長、横須賀地方総監部幕僚長を経て、航空集団司令官(海将)、呉地方総監、横須賀地方総監を歴任。2020年退官後、IHI顧問を経て、2023年よりハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー。

楠山 博康
パネリスト

楠山 博康

近畿中部防衛局

プロフィール

1998年防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊。護衛艦「まきなみ」、自衛艦隊司令部副官、第21検査隊長を経て、海上幕僚監部防衛課、航空集団司令部後方主任幕僚、補給本部航空装備計画課長、近畿中部防衛局首席検査官などを歴任。2004年、防衛大学校理工学研究科修士課程(物質工学)修了。無人航空機と安全保障に関する論考を多数執筆し、近著に「レプリケーター構想における(対)無人航空機システムの現状」(2025年6月)、「Blue UAS-商用無人航空機を活用するための取り組み-」(同年4月)、「第2次ナゴルノ・カラバフ紛争における無人航空機の戦果に係る一考察」(同年3月)がある。

河上 康博
モデレーター/パネリスト

河上 康博

笹川平和財団総括・交流グループ長兼主任研究員

プロフィール

岡山県美星町出身。1988年 防衛大学校卒業、2021年 放送大学大学院(社会経営科学)修了、学術修士。1988年 海上自衛隊入隊、艦艇、幕僚、指揮官(機雷戦、水陸両用戦)勤務、防衛省内部部局・海上幕僚監部(防衛、広報、人事計画、運用(訓練)班長、服務室長)勤務、2003年版防衛白書作成室、2011・2012年 国際掃海訓練(ペルシャ湾)派遣部隊指揮官、2016年 掃海隊群司令部幕僚長、2018年 防衛大学校国防論教育室長兼教授、2020年退職(海将補)。2021年10月から現職。日米台安全保障研究事業(2022~23年)、安全保障戦略のあり方研究事業(2024~25年)、日本アジア安保防衛交流Ⅳ事業(2023~25年)を推進。

村川 豊
閉会挨拶

村川 豊

水交会専務理事(元海上幕僚長)

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