セミナー 平和構築支援グループ
カブール陥落から一年 :

アフガニスタンの現状とこれからの課題

主催:笹川平和財団
 昨年8月15日、ターリバーンが首都カブールを制圧し、8月31日にアフガニスタン駐留米軍の撤退が完了してから一年。国際的制裁が拍車をかける経済危機と貧困、海外からの支援が途絶え悪化する公衆衛生と人道危機、テロと麻薬、そして特に欧米諸国が批判を強める女子教育と女性の職業への制限など、人々の暮らしは一層厳しさを増していると懸念されています。そうしたなか、暫定政権は国際的承認を得られないまま、国際社会への復帰の道のりは見えません。

 アフガニスタンの状況と今後の展望はいかなるものか、国際社会はどのようにこの状況を打開できるのか。笹川平和財団では、ターリバーン復権から一年のこの時期に、アフガニスタンの現状と今後の展望をテーマにウェビナーを開催致します。元UNAMA代表の山本忠通大使から分析を頂くほか、なかなか日本では耳にすることのない、他のムスリムの諸国の視点、特に今回は、ターリバーン政権との関係が深いマレーシアから、アフガニスタン担当外務大臣アドバイザー、アフマド・アザム氏もお迎えし、ターリバーン政権の現状をどのように分析しているかを伺います。アフガニスタンの将来を考える、大変貴重な機会となりますので、皆様ぜひ奮ってご参加下さい。
事務局
笹川平和財団平和構築支援グループ
E-mail: peacebuilding@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5287

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
E-mail: spfpr@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5389

プログラム

17:00 開催挨拶
角南篤(笹川平和財団理事長)
17:05-17:10  趣旨説明
堀場 明子(笹川平和財団平和構築支援グループ主任研究員)
17:10-18:00 プレゼンテーション
スピーカー:

山本 忠通氏(元アフガニスタン担当国連事務総長特別代表兼UNAMA代表)
アフマド・アザム氏(マレーシア外務大臣アフガニスタン担当特別アドバイザー)
18:00-18:30 質疑応答
モデレーター: 

堀場 明子(笹川平和財団平和構築支援グループ主任研究員)
18:30 閉会

講演者

Mr. Brigien Suhaendra
講演者

山本忠通氏

元アフガニスタン担当国連事務総長特別代表兼UNAMA代表

プロフィール

在ユネスコ政府代表部特命全権大使、駐ハンガリー特命全権大使、アフガニスタン・パキスタン支援担当日本政府代表等を経て、日本人として3人目の国際連合事務総長特別代表として2016年~2020年まで国連アフガニスタン支援ミッション代表を務める。

Mr. Brigien Suhaendra
講演者

アフマド・アザム氏

マレーシア外務大臣アフガニスタン担当特別アドバイザー

プロフィール

シリアやアフガニスタンなどで人道支援を行っているマレーシアのNGOであるGlobal Peace Mission Malaysia (GPM) の会長。2019年~2022年会期のイスラム協力機構(IPHRC-OIC)の独立常設人権委員に選出。2021年9月からはマレーシア外務大臣のアフガニスタン担当特別アドバイザー就任。

開催一覧

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