安全保障研究グループ セミナー

第1回 サイバーセキュリティセミナー2020
「国家が関与するサイバー攻撃とスポーツ大会への教訓」

主催:笹川平和財団
笹川平和財団では、日本のサイバーセキュリティ体制の強化に資するため、今年度「笹川平和財団サイバーセキュリティセミナー2020」を開催致しております。
第1回となる今回は、英国政府および米国司法省によるロシアのサイバー攻撃への非難や、米国大統領選によりロシアのサイバー攻撃動向に注目が集まっている情勢を鑑み、米英政府によって指摘された国家が関与するサイバー攻撃を振り返り、来年に延期されたスポーツ大会への教訓を発信することを狙いとして、公開セミナーを開催いたします。パネリストには、国際情勢とサイバー攻撃に詳しい、東秀敏氏(合同会社レジリエンス・ジャパン社長、CEO、『ロシアゲートの虚実』著者)、川口貴久氏(東京海上日動リスクコンサルティング株式会社上級主任研究員)をお迎えし、「国家が関与するサイバー攻撃とスポーツ大会への教訓」と題してご議論いただきます。
本セミナーが、日本のサイバーセキュリティの現状と課題についての皆様の理解を深める一助となれば幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。(先着1000名)
事務局
安全保障研究グループ
Email:anpo-event@spf.or.jp
Tel:03-5157-5209

※取材についてのお問い合わせは経営企画部メディアリレーション課へお願いいたします。
Tel:03-5157-5389 Email:spfpr@spf.or.jp

プログラム

17:30 開会挨拶
17:35 講演① 「国家が関与するサイバー攻撃とスポーツ大会への教訓」
大澤 淳   (笹川平和財団 プロジェクト・コーディネーター)
17:50 講演②「国家が関与するサイバーオペレーション~近接接近工作とディスインフォメーション~」
川口 貴久 氏(東京海上日動リスクコンサルティング株式会社上級主任研究員)
18:05 講演③「露国サイバー情報戦と二〇一六年米国大統領選干渉疑惑」
東 秀敏 氏(合同会社レジリエンス・ジャパン社長、『ロシアゲートの虚実』著者)
18:20 パネルディスカッション
モデレーター:大澤 淳(笹川平和財団 プロジェクト・コーディネーター)
18:35 質疑応答
モデレーター:大澤 淳(笹川平和財団 プロジェクト・コーディネーター)
19:00 閉会

講演者

東秀敏 Hidetoshi Azuma
講演者

東秀敏 Hidetoshi Azuma

合同会社レジリエンス・ジャパン 社長

プロフィール

専門分野
サイバーレジリエンス、ソーシャルメディアと選挙介入、米露関係

経歴
サイバーレジリエンスを推進するベンチャー企業、レジリエンス・ジャパン社の社長。早稲田大学卒業後、ジョージ・ワシントン大学大学院で安全保障の修士号を取得。2016年度大統領選挙期間前後の数年に渡り米国でロビイングを行う一方、ワシントンとモスクワで米露関係の研究を行いForeign Affairs等の政策ジャーナルに多数寄稿。米露での研究成果は、2018年に共著本『トランプ ロシアゲートの虚実』として出版。

川口貴久 Takahisa Kawaguchi
講演者

川口貴久 Takahisa Kawaguchi

東京海上日動リスクコンサルティング株式会社

プロフィール

専門分野
安全保障、リスクマネジメント、サイバーセキュリティ

経歴
1985年福岡県生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了、横浜市立大学国際文化学部国際関係学科卒業。最近の著作に “Japan's Defense Policy in Cyberspace,” in Yuki Tatsumi & Pamela Kennedy, eds., Key Challenges in Japan's Defense Policy (Washington D.C.: Stimson Center, March 2020), pp.27-38;「第11章 重要インフラに対する破壊的サイバー攻撃とその対処:『サービス障害』アプローチと『武力攻撃』アプローチ」、武田康裕編著『論究 日本の危機管理体制:国民保護と防災をめぐる葛藤』(芙蓉書房出版、2020年)、243-261頁等。これまでの社会活動に、参議院調査会での参考人意見陳述(2018年2月)、日本記者クラブでの会見(2019年6月)等。各種論考で防衛大臣賞(最優秀賞、2009年)、自由民主党総裁賞(最優秀賞、2010年)を受賞。

大澤淳 Jun Osawa
講演者

大澤淳 Jun Osawa

プロフィール

1971年生。慶應義塾大学法学部1994年卒、同大学大学院法学研究科修士課程1996年修了(法学修士)。1995年世界平和研究所研究員、2009年同主任研究員、2014年〜2016年内閣官房国家安全保障局参事官補佐(サイバー安全保障担当)、2017年中曽根康弘世界平和研究所主任研究員。現在、鹿島平和研究所理事、笹川平和財団プログラム・コーディネーター、を併任。2004年〜2006年外務省国際情報統括官組織専門分析員、2007年〜2009年外務省総合外交政策局外交政策調査員、2013年米国ブルッキングス研究所客員研究員(招聘給費)、2012年〜2016年政策研究大学院大学(GRIPS)客員研究員、2017年〜2019年内閣官房国家安全保障局シニアフェローを併任している。専門は国際政治学(戦略評価、サイバー安全保障)、公共政策(政策分析)。
最近の著作に「サイバー地政学をめぐる米中の相克」拓殖大学海外事情研究所『海外事情』第67巻第4号(2019年)、「サイバーセキュリティ-カギを握るサイバージオポリティクス」川上高司編『2020年生き残りの戦略』(創成社、2020年)。

開催一覧

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