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油流出事故のサンゴ礁・マングローブ林への環境影響とモニタリング ― モーリシャスでの環境回復に向けて

豊島淳子・中村修子・藤井巌・渡邉敦
笹川平和財団海洋政策研究所 (OPRI) では、OPRIの研究員を中心に海洋に係る国内外のさまざま動きを分析し発信する、海の論考「OPRI Perspectives」を発行しております。

第13号はOPRI研究員の豊島淳子氏、中村修子氏、藤井巌氏、および主任研究員 渡邉敦氏による論考「油流出事故のサンゴ礁・マングローブ林への環境影響とモニタリング ― モーリシャスでの環境回復に向けて」です。

※2021/02/12 一部修正してPDFファイルを再掲載いたしました
【要旨】
2020年7月25日にモーリシャス共和国で貨物船WAKASHIOが座礁、船体損傷し、8月6日より燃料油が流出した。この事故を受けて本稿では、その沿岸生態系への環境面での影響および中長期的なモニタリングにおいて考慮すべき点を整理する。座礁地点に隣接するサンゴ礁やマングローブ生態系の特徴を把握し、また過去に熱帯沿岸生態系において生じた油流出事故の環境影響を参考にした上で、モーリシャスの事故や同様の事故が発生した際の短期から中長期的なモニタリングの在り方について整理する。最後にこれらを基に、中長期的環境影響評価へ向けた展望を述べる。

モーリシャス油流出事故関連情報は特集サイトにも掲載していますのでご参照ください。

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