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「海とヒトとの関係学」シリーズ 第2巻「海の生物多様性を守るために」

海の生物多様性を守るために表紙
公益財団法人笹川平和財団(東京都港区 理事長・角南篤)の海洋政策研究所は、2019年2月19日、「海とヒトとの関係学」シリーズの第2巻「海の生物多様性を守るために」を刊行致します。

「海とヒトとの関係学」シリーズは、海洋政策研究所が2000年から19年にわたりOcean Newsletter を通じて発信を続けてきた海の様々な問題に関する論考を、重要なテーマ別に再編集し、一部加筆したものです。
 

第2巻の「海の生物多様性を守るために」では、海にあふれるプラスチックゴミ、拡大する外来生物、失われる海の多様性など、生物多様性保全のための取り組みについて、多様性を阻害する要因の排除と、積極的な保全策という2種類の側面から考察しています。
 

本シリーズは、海の諸問題に対し、"海"をキーワードに活動する多種多様な方々の視点から考察し、その本質と課題を浮き彫りにしていきます。書店にて是非一度手にとってお読みください。

目次

はじめに 漂着物と海洋世界ー境界の文明史
第一章  海のゴミ問題を考える

1.海岸漂着物から地球環境を読む 
  コラム 海洋清掃の仕組みー150キロの海岸を清掃して27年 
2.漂着物にとりつかれた人たち 
  コラム 漂着する陶磁器 
3.海域に浮遊するマイクロプラスチック研究最前線 
4.深刻化する深海のプラスチック汚染 
5.世界で最も美しい湾クラブ 
  コラム 海洋環境保全に向けた周辺国との協力の推進
6.海洋ゴミ解決に向けた世界の流れ 
第二章 生物多様性を守れ
7.ホンビノスは水産資源有用種か生態系外来種か? 
8.バラスト水が招く生物分布の拡散 
9.季節の旅人スルメイカは海洋環境変化の指標種 
  コラム 可能となったエチゼンクラゲ大発生の早期予報 
10.バイオロギングで生態を探る 
  コラム 水中グライダーー新たな海洋観測ツール 
11.日本の海洋保護区の課題とは 
  コラム 南極ロス海、世界最大の海洋保護区に 
12.海洋生物多様性の保全に向けた世界の取組み 
おわりに 生物多様性の劣化をくい止めるために

印刷版販売元

定価:本体1,600円(税抜き)/ISBN978-4908443381
発行:2019年2月19日、株式会社西日本出版社
販売:全国の書店等でお求めいただけます。

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