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「海とヒトとの関係学」シリーズ 第1巻「日本人が魚を食べ続けるために」

日本人が魚を食べ続けるために表紙

笹川平和財団海洋政策研究所(以下、海洋政策研究所)(東京都港区 所長:角南篤)は、2019年2月19日、書籍「海とヒトとの関係学」シリーズを刊行致します。

「海とヒトとの関係学」シリーズは、海洋政策研究所が2000年から19年にわたりOcean Newsletter を通じて発信を続けてきた海の様々な問題に関する論考を、重要なテーマ別に再編集し、一部加筆したものです。

第1巻の「日本人が魚を食べ続けるために」では、採集・狩猟時代以来、魚食が身近なものであった日本人が、地球温暖化による環境の変化、海洋汚染、水産資源の減少などが引き起こす様々な問題に向き合い、どのように魚食の未来をよりよいものにしていくことができるかを様々な角度から論じています。

本シリーズは、海の諸問題に対し、"海"をキーワードに活動する多種多様な方々の視点から考察し、その本質と課題を浮き彫りにしていきます。書店にて是非一度手にとってお読みください。

目次

はじめに 転換期をむかえる魚食  
第一章 日本の魚食をたどる

1.世界最古の釣り針が語る旧石器人の暮らし 
  コラム 受け継がれる塩づくりの歴史と文化 
2.海女さんは、すごい!
3.水産資源の衰退は、和食の衰退?
  コラム 日本人に愛された鰹節 
第二章 私たちはいつまで魚が食べられるか
4.これからも魚を食べつづけるためには 
  コラム 「ナマコ戦争」を回避せよ 
5.持続可能な漁業の普及に向けて 
6.サクラエビ漁業を守れ 
  コラム 浜からの眼ー宮古湾のニシンとカキ 
7.マグロ資源の管理・保全における完全養殖の役割 
  コラム 鳥取県石見海域におけるヒラメの養殖漁業 
  コラム 海のない町でトラフグを育てる 
8.シーフードのエコラベルーMSC認証とASC認証 
9.サメ資源保護と魚食文化 
  コラム 「持続的」サメ漁業認証にむけた気仙沼近海延縄漁業 
第三章 魚食大国復権のために
10.海とつながる暮らしのなかでー御食国若狭おばまの食のまちづくり 
11.地域が一体となって取組む水産振興 
  コラム 「さかな」の魅力を伝える、おさかなマイスターとは!? 
12.「本物の力」が子供たちの目を輝かせるー小学校おさかな学習会 
  コラム 体験!漁村のほんなもんー民泊受け入れの取組み 
13.海を活かしたまちづくりに向けて 
おわりに 魚食大国復権のために

印刷版販売元

定価:本体1,600円(税抜き)/ISBN978-4908443374
発行:2019年2月19日、株式会社西日本出版社
販売:全国の書店等でお求めいただけます。

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