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「海洋白書2016」の発行と記者会見(4/13)のおしらせ

海洋白書2016
■海洋白書2016発行のお知らせ
海洋に関するさまざまな出来事や活動を「海洋の総合的管理」の視点に立って分野横断的に整理・考察し、わが国の海洋問題に対する総合的・横断的な取組みに資することを目的として発行している『海洋白書』を今年もお届けします。2004 年に創刊し、今回で13 回目になります。
2015 年は、海洋をめぐるさまざまな分野で大きな動きがありました。そこで白書の第1部では、「大きく動き出した海洋をめぐる世界と日本の取組み」というテーマのもとに、2015年6月の国連総会の「国家管轄権外区域の海洋生物多様性(BBNJ)の保全と持続可能な利用に関する法的文書作成」決議、9月末の「国連持続可能な開発サミット」の17 の持続可能な開発目標(SDGs)を掲げる「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」採択、12 月に気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21 )の「パリ協定」採択など、十数年に1度の世界の大きな動き捉えつつ、最近の海洋に関する取組みを取り上げ、その動向について概観し考察しました。また、第2部では海洋に関する日本および世界のこの1年余の動きを日誌形式で整理・掲載し、第3部では第1部および第2部で取り上げている出来事・活動に関する資料を掲載しています。

見開きイメージ
記者会見開催のご案内
日時 | 2016年4月13日(水)11:00-12:00 |
場所 | 笹川平和財団10階会議室 |
発表者 | 寺島紘士 海洋政策研究所長 |
※事前申し込みは不要です。※一般の方もご参加いただけます。 【ご案内・アクセス】:添付PDF.pdf(1.2MB) |
購入について
購入 | 全国大手書店・AMAZON等にてご購入いただけます。 |
発行元 | (株)成山堂書店(TEL:03-3357-5861) ※発行:2016年4月/定価本体2,000円(税別)/ISBN978-4-425-53163-9 |
※海洋白書掲内容の一例

序章:COP21公式参加者への提言

2章(海洋管理)太平洋島サミット

3章(資源・産業)洋上風力

4章(安全・防災)東シナ海問題

5章(人間活動)オーシャンズデイ

6章(人材・教育)海の日
「海洋白書2016」の構成(概要)
第1部 大きく動き出した海洋をめぐる世界と日本の取組み
序章 | 大きく動き出した海洋をめぐる世界と日本の取組み |
1章 | 海洋の総合的管理 公海等の管理に関する最近の国際的動向/わが国におけるEEZ 等の開発・利用・保全等/沿岸域総合管理/離島の保全・管理 |
2章 | 太平洋、東アジア、北極における海洋管理 太平洋における島と周辺海域の保全と管理/東アジアにおける海洋管理と地域協力/北極のガバナンスと国際協力 |
3章 | 海洋資源の開発・利用および海洋産業の振興 海洋エネルギー・鉱物資源の開発/海洋再生可能エネルギー開発/水産業/海洋観光の振興に向けた取組み |
4章 | 海洋における安全の確保 東アジアの海洋安全保障/海上交通の安全確保/沿岸防災/海洋における安全の確保と海洋状況把握(MDA) |
5章 | 人間活動が海洋システムに及ぼす変化 気候変動枠組条約締約国会議(COP21)/気候変化・変動が及ぼす海洋環境・資源への影響/海洋酸性化の海洋環境・資源への影響 |
6章 | 国際的な海洋問題に対応する人材育成 海の日/学校教育における海洋教育/海洋教育・人材育成/国際的な海洋問題に対応する人材育成 |
第2部 日本の動き、世界の動き
- 日本の動き/海洋の総合管理/海洋環境/生物・水産資源/資源・エネルギー/交通・運輸/国際協力/セキュリティ/教育・文化・社会/海洋調査・観測/技術開発/東日本大震災/極域
- 世界の動き/国際機関・団体の動き/各国・地域的国際機関等の動き/分野別の動き
第3部 参考にしたい資料・データ
公益財団法人笹川平和財団 海洋政策研究所( 塩入 )
TEL:03 (5157) 5229
E-mail: oceanpolicy(at)spf.or.jp ※「(at)」を@にしてください