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【参加報告】海洋政策研究所が2022 Arctic Circle Assemblyに参加しました。

2022.10.17
 2022年10月13日から10月16日にアイスランドのレイキャビックで開催された北極サークル2022年総会(2022 Arctic Circle Assembly)に角南篤理事長以下、笹川平和財団海洋政策研究所の役職員が参加しました。
北極サークルアセンブリー会場の様子写真

北極サークルアセンブリー会場の様子

 「北極サークル(Arctic Circle)」は、アイスランド共和国のオラフル・ラグナル・グリムソン前大統領の提唱で2013年に始まった北極の諸問題について議論する世界最大級の国際会議です。今年はCOVID-19の大流行が落ち着きつつある状況を受けて、ハイレベルの政府関係者、研究者、ビジネス関係者など約2,000人が集まり、活発な議論が交わされました。

当研究所も10月13日に角南理事長が同会合の本会議であるプレナリーセッション(開会式)に登壇し、海洋政策研究所のこれまでの北極に関する取り組みを紹介するとともに、延期となっていた「北極サークル日本フォーラム」(2023年3月4~6日)の開催を正式に発表しました。

プレナリーセッションに登壇する角南理事長写真

プレナリーセッションに登壇する角南理事長

 また、プレナリーセッションに先立ち、海洋政策研究所と中国自然資源部海洋発展戦略研究所(China Institute for Marine Affairs)が共催する分科会(Breakout Session)として「Observer Countries ㏌ Arctic Governance: Perspectives from Japan and China」と題した会合が開催され、阪口 秀 海洋政策研究所長による進行のもと、角南理事長、秋元一峰特別研究員、小森雄太主任研究員、高翔研究員、幡谷咲子研究員および張海文中国自然資源部海洋発展戦略研究所長をはじめとする中国の研究者による研究報告や取り組みの紹介が行われました。その後行われた質疑応答では、日中両国による北極分野における協力の意義や可能性に関する意見交換が行われました。
分科会の様子写真

分科会の様子

海洋政策研究所は、前身であるシップ・アンド・オーシャン財団時代の1993年から北極海航路に関する調査研究に取り組んできました。今後も当研究所は北極サークルでの活動をはじめ、日本における北極政策の推進に寄与すべく、調査研究に邁進して参ります。 なお、北極サークル2022年総会のプログラムや角南理事長の講演の様子は以下に掲載されておりますのでぜひご覧ください。

2022 Arctic Circle Assembly: https://www.arcticcircle.org/assemblies/2022-arctic-circle-assembly
Japan Forum Announcment : YouTube movie

(文責:海洋政策研究所 研究員 幡谷咲子)

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