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ICEF年次総会分科会「Blue Recovery – Beyond Zero From the Oceans」で角南篤理事長が座長として登壇

2020.10.08

2020年9月30日に開催されたInnovation for Cool Earth Forum(ICEF)年次総会分科会「Blue Recovery – Beyond Zero From the Oceans」にて笹川平和財団の角南篤理事長(兼海洋政策研究所長)が座長として登壇しました。ICEFは気候変動の解決に向けたエネルギー・環境分野のイノベーションを推進することを目的に開催されている国際会議です(2020年の年次総会本会合は10月7-8日開催)。2020年の共通テーマはCOVID-19からの復興、ジェンダーの視点を踏まえた「Beyond Zero」に向けたイノベーションとなっており、様々な分野における世界の産官学のグローバル・リーダーがこれらのテーマについて活発な議論を展開しました。

 

今回開催された分科会は、ICEFの年次総会においては初となる、海洋に焦点を当てたセッションとなりました。パネルには、国際機関や民間企業より海洋エネルギー問題などの専門家が登壇し、海洋からBeyond Zeroに向けたイノベーションについてそれぞれの取り組みや知見について共有しました。とりわけ、洋上風力発電に関する技術革新に焦点が当てられ、世界そして日本における洋上風力発電のポテンシャルに関する議論が展開されました。コロナ禍による影響を少なからず受けつつも、今後の更なる技術革新と資金拠出の促進によって洋上風力発電を始めとする海洋利用が脱炭素社会、さらにはBeyond Zeroへ貢献していくことへの期待が寄せられ、アジア地域および日本の海域が持つ大きな可能性についても示唆されました。本分科会での発信を契機に、さらなるイノベーションに向けた議論が今後も活発化し、2050年までにCO2排出量ゼロを目指す「Net Zero」を海洋分野からも加速していくことが期待されます。

 

*参考情報
分科会登壇者の詳細については、ICEFのウェブサイトでもご覧いただけます。
https://www.icef-forum.org/jp/program/#day1_o

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