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「バイオロギングの沿岸域総合管理への応用-東京湾から考える-」(2013年3月15日)開催のご案内
これまでの人間活動や気候変動に伴い変化しつつある沿岸域の生態系について、その実態を把握し、今後の管理のあり方について考えることは、海洋政策を立案・実施する上で重要であるばかりか、海と関わる地域の身近な問題を解決する上でも重要であると考えられています。
特に、漁業活動に深く関係する生物については、その資源管理に関する情報は継続的に調査されていますが、生態系管理や環境管理の視点からは十分に調査されてきませんでした。そこで、東京湾に生息する海洋生物の行動や生息域の環境を明らかにするために、我が国の先端技術であるバイオロギング(生物装着型行動・環境計測)手法を活用した調査を実施すると同時に、地元の方々へのアンケート調査などを行い、沿岸域総合管理の推進に関わる検討を実施してきました。
今回の調査対象種の一つであるアカエイは東京湾周辺で近年増加傾向にあることが知られており、この調査検討を通じてアカエイの毒尾による海水浴場での刺傷被害を引き起こすなどの実態が、沿岸域生態系の変化として地域社会へも身近に捉えられつつあることが明らかになってきております。
パネルディスカッションでは、有識者の先生方をお招きして、調査報告をもとに議論していただくとともに、参加者との意見交換を実施し、我が国の沿岸域総合管理について考えていきたいと思います。
海洋問題に関心の深い皆様方の積極的なご参加を賜りたく、ご案内申し上げます。
記
開催日時: | 平成25年3月15日(金)13:00~17:00(受付開始12:30~) |
開催場所: |
東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル 1階バウルーム
案内図については、下記ウェブサイトをご参照ください。
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プログラム: |
リーフレット(PDF)参照 |
主 催: | 海洋政策研究財団 |
参加費: | 無料 |
参加ご希望の方は3月13日までにメールにてご所属とお名前をご連絡下さい。
定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。
申込受付のご連絡はいたしませんので、当日直接会場にお越し下さい。
空席のある場合は、当日参加も可能です。受付にてお申込下さい。
海洋政策研究財団 政策研究グループ 田上(たのうえ)英明
TEL:03 (5404) 6853 FAX:03 (5404) 6810