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我が国における体系的海洋教育の提案 「21世紀の海洋教育に関するグランドデザイン」が完成

2011.04.14
海洋基本法第28条に「国民が海洋についての理解と関心を深めることができるよう学校教育及び社会教育において海洋に関する教育を推進すること」と謳われたことをきっかけに、いま海洋教育の普及推進に向けた取り組みが活発化しています。しかし、学校教育における海洋教育については、依然として学校教育制度の中での位置づけが不明確であるとともに、普及定着に向けた条件整備が不十分であることから、目立った成果が得られていないのが現状です。

そこで当財団では、学校教育における海洋教育普及のための条件として、教育内容の明確化、教育環境の整備、外部支援体制の拡充、人材の育成、教育研究の推進、の5つを掲げ、これらを具現化させるため教育関係有識者、現場教員、海洋関係有識者などと協力してさまざまな研究調査活動を展開してまいりました。

今般、2008年度から3年計画で進めてきた「我が国の教育体系構築に向けた調査研究事業」の成果として、「21世紀の海洋教育に関するグランドデザイン」を取りまとめました。本書は小学校編、中学校編、高等学校編の3部構成となっており、海洋に関する一貫した教育体系を明らかにしたものです。また小中高校の英語版抄録本として「Grand Design for Ocean Education in the 21st Century : Ocean Education Curriculum and Unit Plans」も併せて作成いたしました。

我が国の学校教育における海洋教育の体系化に向けた議論の叩き台として,また教育実践の参考資料としてご活用いただければ幸甚に存じます。
お問い合わせ先
海技研究グループ 酒井 Tel 03(3502)1968
政策研究グループ 太田 Tel 03(3502)1928

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