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『海洋白書2008』刊行案内

2008.04.06
「海洋白書2008」は、わが国の海洋問題の総合的・横断的取り組みに資するため、多方面にわたる海洋・沿岸域に関する出来事や活動を「海洋の総合的管理」の視点に立って分野横断的に整理・分析し、とりまとめたものである。

今回の白書第1部では、新たに制定された総合的海洋政策推進の要となる海洋基本法に焦点を当て、同法制定にいたる経緯やその意義、今後の課題などについて考察する。海洋をめぐる様々な問題が政党・政府の政策担当者を動かし、総合的海洋政策のあり方が議論されて超党派の議員立法で海洋基本法が制定されたこと、それを元に海洋基本計画という新しい枠組みの中にその重要性が位置付けられ、海洋の様々な分野の取組みが活性化してきていることにご注目いただきたい。

第1部 海洋基本法制定と今後の課題

海洋基本法制定までの動き
21世紀の海洋政策への提言/海洋基本法研究会の活躍と「海洋政策大綱」/海洋基本法案作成の過程と論点/国会審議および委員会決議
海洋基本法の概要と施行
海洋基本法の目的、基本的理念等/海洋基本計画の策定および基本的施策/総合海洋政策本部の設置および海洋政策担当大臣の任命/海洋基本法の施行
海洋基本法の意義
わが国の海洋の総合的管理の枠組みと体制の整備/わが国の海洋基盤の拡大/国際海洋秩序の形成・発展と国際的協調
海洋政策の展開と今後の課題
海洋基本計画の策定/海洋に関係する国の諸計画等の動き/海洋に関する教育等の推進
海洋をめぐる国際的協調と国際協力
国連等世界レベルの動き/海洋の持続可能な開発に向けた協力/海洋をめぐる各国等の先進的取組

第2部 日本の動き、世界の動き

日本の動き
海洋の総合管理/海洋環境/生物・水産資源/資源・エネルギー/交通・運輸/空間利用/セキュリティ/教育・文化・社会/海洋調査・観測/技術開発
世界の動き
国連機関・団体の動き/各国の動き/アジア・太平洋の動き/その他の動き

第3部 参考にしたい資料・データ

  • 海洋基本法/海洋基本計画/海洋政策大綱/海洋基本法案の立法推進体制/国会における論等他

「海洋白書2008」
(株)成山堂書店、2008年4月発行、
定価2,100円(税込)ISBN978-4-425-53085-4

*本書は、一般書店よりお求め下さいますようお願い申し上げます。

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