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大陸棚セミナー「大陸棚延長と海洋政策--勧告に基づく限界設定の先例に学ぶ--」のご案内

2011.02.09

国連海洋法条約に基づき200海里以遠に大陸棚を設定できれば、海底資源に対する沿岸国の管轄権の及ぶ範囲が拡大するため、大陸棚を200海里以遠に延長することは沿岸国にとって重要な意味を持ちます。このため、世界の多くの沿岸国が同条約に基づき大陸棚延長申請を行っており、現在までに54件の申請が大陸棚限界委員会に提出され、このうち11件について委員会の勧告が発出されています。沿岸国は、勧告に基づき自国の大陸棚の限界を設定し、その限界が表示された海図を国連事務総長に寄託することによって、大陸棚限界設定に必要な手続を完了することになります。現在までのところ、この手続を完了した沿岸国は、メキシコとアイルランドのみです。
わが国の大陸棚延長申請については現在審査が行われていますが、今後、委員会の勧告を受領した後の一連のプロセスについて理解を深めるため、標記セミナーを開催することと致しました。
本セミナーでは、まず、わが国の専門家から、委員会の勧告はいかなる法的地位を有するのか、勧告に基づき沿岸国は何ができるのか等についてご講演を頂戴し、次に、メキシコとアイルランドの専門家から、勧告を受け取った後、国内で大陸棚限界設定のためにどのような措置をとったのかという点についてご紹介していただくと共に、これら2カ国が大陸棚の開発利用に関し、どのような海洋政策に基づき大陸棚延長を行ったのか等についてご講演いただきます。
つきましては、大陸棚延長に関心の深い皆様方にご参加を賜りたく、下記のとおり、ご案内申し上げます。

開催日時
 
平成23年2月9日(水) 13:30~17:00
*セミナー終了後、引き続き講演者を囲んでレセプションを行います。
開催場所
 
東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル 2階 大会議室(下図参照)
  • 地下鉄銀座線「虎ノ門駅」下車 3番出口から徒歩5分
  • 地下鉄銀座線・南北線「溜池山王駅」下車 9番出口から徒歩5分
  • 地下鉄千代田線・丸の内線「国会議事堂前駅」下車 3番出口から徒歩6分


案内図については、下記ウエブサイトをご参照下さい。
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/access

主催等 海洋政策研究財団
助成 日本財団
使用言語 日--英 同時通訳付
プログラム
13:30 開会
13:30~13:40 開会の辞
秋山昌廣 海洋政策研究財団会長
13:40~13:45 座長挨拶・講演者紹介
(座長)林司宣 早稲田大学名誉教授
13:45~14:25 「大陸棚延長申請と今後の課題--委員会の勧告と沿岸国の限界設定との関係--」(仮題)
兼原敦子 上智大学教授
14:25~14:40 休憩
14:40~14:45 講演者紹介
(座長)林司宣 早稲田大学名誉教授
14:45~15:25 「メキシコの大陸棚限界設定の経験--メキシコ湾西エリアを中心に--(仮題)」
ガロ・カレラ氏
大陸棚延長に関するコンサルタント、大陸棚限界委員会委員
15:25~16:05 「アイルランドの大陸棚限界設定の経験--ポーキュパイン深海平原エリアを中心に--(仮題)」
ピーター・クロッカー氏
アイルランド通信・エネルギー・天然資源省石油部門石油探査専門官、大陸棚限界委員会委員
16:05~16:20 休憩
16:20~17:00 質疑応答・議論
17:00 閉会
17:15~19:00 レセプション
定員 100名(満員の場合のみご連絡いたしますので、直接会場へお越し下さい)
参加費 無料
申込み方法
参加申込書(ワードファイル)にご記入の上、FAXまたはE-mailで下記まで、お申し込みください。
連絡がない場合は、当日会場へお越しください。
お問い合わせ先
海洋政策研究財団 海技研究グループ 井内(いうち) 由美子
TEL:03 (3502) 1881 FAX:03 (3502) 2033

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