プレスリリース
年末年始休業のお知らせ
笹川平和財団の年末年始休業期間について、お知らせいたします。
笹川平和財団海洋政策研究所編/阪口秀監修
人類は寒冷化や温暖化、乾燥・降雨パターンなどの地球環境の変化に対応しながら、これまで生き延びて、生活と社会の基盤を築き上げてきました。これは人類と気候との厳しい闘いの歴史として振り返ることもできます。そしていま、我々は生きとし生けるものの生存空間に大きな影響を与えつつある地球温暖化という新たな気候変動の脅威に直面しています。
このような問題意識のもと、海洋政策研究所では表面の約71%が海でおおわれ、“水球”と呼ぶにふさわしい私たちの地球で起きている気候変動に対応する安全保障、すなわち「気候安全保障(Climate Security)」に注目した本書を、このほど刊行しました。
本書では、地球温暖化が海洋に与える影響や安全保障環境の変化、気候変動によって生じる新たなリスクを分析し、大きな影響を受けるインド太平洋地域において我々に求められている取り組みを検討するとともに、日本発の安全保障概念である総合的安全保障をさらに進化させた、総合的気候安全保障の重要性を提示しています。