年末年始休業のお知らせ
笹川平和財団の年末年始休業期間について、お知らせいたします。
7月21日、公益財団法人笹川平和財団(東京都港区、理事長:角南篤)は、アジア女性インパクト基金の運用において、「Beacon Fund」に対する5百万米ドルの出資契約に調印しました。
Beacon Fundは、シンガポールを拠点とする東南アジアの女性起業家を対象としたジェンダー投資ファンドです。特にベトナム、フィリピン、インドネシアの3カ国を対象としています。女性が経営・所有する企業で、着実に成長を遂げ、更なる飛躍を期待できる企業ではあるが資金調達に壁を感じている企業へ対して、資金の流れを強化し資金調達のギャップを解消すべく組成されたファンドです。
笹川平和財団は、目指すべき5つの重点目標のひとつに「女性のエンパワーメント」を掲げ、国内外での調査に基づき、中・長期の視点からの課題解決に向けた様々なプログラムを実施しています。2017年には、東南アジア地域の女性の経済的自立とジェンダー平等の推進を目的とする「アジア女性インパクト基金」を設立しました。このたびのBeacon Fundへの出資は「アジア女性インパクト基金(AWIF)」の活動の一環として行うものです。
アジア女性インパクト基金/Asia Women Impact Fund(AWIF)について
2017年、笹川平和財団は、ジェンダー平等の推進と東南アジア地域の女性と女性起業家の支援を目的とする「アジア女性インパクト基金(AWIF)」を創設しました。運用資金は、数年以内に100億円規模への拡大を目指しています。
アジア女性インパクト基金のウェブサイト:https://www.spf.org/awif/jp/
Beacon Fundについて
パタマーキャピタルによって設立されたBeacon Fundは、多くのインパクト投資ファンドを通じて東南アジアの女性起業家と関わり投資してきた、長年の集大成となるファンドです。プライベートエクイティには小さすぎ、マイクロファイナンスには大きすぎ、ベンチャーキャピタルの成長プロファイルに適合せず、銀行からのサービスが不十分な企業「ミッシングミドル」への問題解決への寄与を目指しています。当該ファンドは 堅実な成長率&キャッシュフローポジティブである企業を対象とした、そのような企業により適している融資を行うファンドで、女性起業家支援への長期ビジョンとコミットメントとの整合性を高めるためにエバーグリーンの仕組みを採用しています。投資先の企業と同様に、Beacon Fundは安定したキャッシュフローと長期的な資本増価を目指しています。これまでに当初目標額5,000万米ドルのほぼ半分を調達しており、志を同じくするパートナーを引き続き募集しています。
Beacon Fundのウエブサイト:https://beaconfund.com/