セミナー
第13回海洋安全保障シンポジウム

我が国のシーレーン防衛再考

―戦略環境の変化を踏まえ―

共催:公益財団法人 笹川平和財団、公益財団法人 水交会
言うまでもなく、我が国は、エネルギー資源や食料、工業製品の原材料など、多くの重要物資を海上輸送に依存する海洋国家です。そのため、日本と世界を結ぶシーレーンの安全確保は、国民生活、経済活動、さらには国家の存立を支える重要な安全保障上の課題となってきました。一方で、昨今の国際情勢において、ロシアによるウクライナ侵略、中東での戦争や情勢の不安定化、中国の海警や交通輸送部の活動拡大、さらには潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射などを含む軍事活動の活発化など、戦略環境は大きく変化しており、その収束の兆しも見えない状況です。

特に、実際の機雷敷設の信憑に関わらず、その宣言のみによって極めて重要な海峡が封鎖される現状、すなわち経済の武器化を巧みに活用する現状を目の当たりにし、バシー海峡等もいつ第2のホルムズ海峡にならないとも限りません。

このような状況の中、日本のシーレーン防衛についても、従来の海上輸送(貿易)路の安全確保や日米同盟にかかる米軍の来援基盤路の安全確保という視点に、新たな戦略環境の変化の分析を加え、経済安全保障、サプライチェーンの強靱化、海上自衛隊・海上保安庁の役割分担、日米同盟を基軸とした同盟・同志国との連携、多国間協力、さらには新たな技術の活用を含めた総合的な視点から再検討することが求められています。

本シンポジウムでは、世界の戦略環境の変化を踏まえ、日本のシーレーン防衛が果たすべき役割と今後の課題について、政策・運用・産業・学術など多様な立場から議論を深めます。海洋国家日本の安全と繁栄を将来にわたり維持するために必要な取組や国際協力のあり方について、参加者相互の理解を深め、新たな知見を共有する場となることを期待します。

お申込みについて

本セミナーは会場での参加のみとなります。
参加をご希望の方は、12月8日(火)12時00分までに本ページよりお申し込みください。
※会場の都合により、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます

※お申し込みの際は、メールアドレスを正しくご入力ください。
お申し込み後に「仮登録確認メール」が届きますので、メールに記載のURLを24時間以内にクリックし、登録を完了してください。登録が未完了のままのお問い合わせが増えておりますので、ご注意ください。

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※ご入力いただいた個人情報は、当財団が主催または後援するセミナー・講演会等のご案内に使用させていただきます。
事務局
笹川平和財団 経営企画部特命案件チーム
Email:plan-coord_event@spf.or.jp
Tel:03-5157-5340

※取材に関するお問い合わせは、経営企画部広報課までお願いいたします。
テレビ取材をご希望の際は、事前にご一報ください。
E-mail:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5431

プログラム

15:00-15:05 開会挨拶
村川 豊(水交会理事長(元海上幕僚長))
15:05-15:25 基調講演
我が国シーレーン防衛の再考
ーホルムズ海峡情勢を踏まえてー

髙田 哲哉(統合幕僚学校長)
15:25-16:55 パネルディスカッション

尾藤 由起子
(海上自衛隊幹部学校 防衛戦略教育研究部主任教官兼戦略研究室長)
河上 康博
(笹川平和財団 日米・安全保障研究ユニット 総括・交流グループ長 兼 主任研究員)
北川 敬三
(慶應義塾大学 総合政策学部 教授)

16:55-17:00 閉会挨拶
酒井 英次(笹川平和財団 常務理事)
※プログラムについては予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。

講演者

村川 豊
開会挨拶

村川 豊

水交会理事長(元海上幕僚長)

プロフィール

1981年 防衛大学校卒業、海上自衛隊入隊。阪神基地隊司令、第4術科学校長、海上幕僚監部人事教育部長、補給本部長、海上幕僚副長を歴任。2016年12月~2019年4月 海上幕僚長。退官後、株式会社NTTデータ特別参与、内閣府総合海洋政策本部参与。2026年6月から公益財団法人水交会理事長。

髙田 哲哉
基調講演/コメンテーター

髙田 哲哉

統合幕僚学校長

プロフィール

1986年に海上自衛隊へ入隊、2014年に放送大学を卒業。第7航空隊、航空集団司令部副官、第2航空隊第22飛行隊長、統合幕僚監部運用部運用第1課などを経て、海上幕僚監部防衛部防衛課、同装備体系課航空機体系班長、徳島教育航空群司令部首席幕僚、第2航空隊司令、第2航空群司令、第5航空群司令、航空集団司令部幕僚長などを歴任。2026年3月に海将へ昇任し、同月より統合幕僚学校長を務める。

尾藤 由起子
パネリスト

尾藤 由起子

海上自衛隊幹部学校 防衛戦略教育研究部主任教官兼戦略研究室長

プロフィール

上智大学理工学部化学科卒業、海上自衛隊入隊。厚木航空基地で航空管制業務に従事した後、長官官房(防衛事務次官付)、海上幕僚監部渉外班、防衛省情報本部、第2術科学校第2教育部長などを歴任。米海軍大学校 (U.S. Naval War College)では、連絡官・教官として4年間勤務した。米海軍より功労勲章(Meritorious Service Medal)を授与された。
2009年、防衛大学校で修士号、2022年、拓殖大学で博士号を取得。慶應義塾大学非常勤講師を経て、2025年より拓殖大学大学院博士後期課程非常勤講師を務める。
中国の武力行使と抑止、海洋安全保障を中心に研究。主な論考に「中国の軍事介入の要因 ―抑止理論の再考―」(博士論文、2022年)、「東シナ海における中国の軍事活動-パワーシフトの観点から-」(『海幹校戦略研究』2018年)、日本の海洋戦略と海洋ガバナンスを論じた “Navigating Indo-Pacific Waters: Maritime Governance and Developing a National Unified Maritime Strategy for Japan” (East-West Center、2025)などがある。最近のDaniel K. Inoue Asia Pacific Center for Security Studiesでの活動は以下のリンクで公開されている。

北川 敬三
パネリスト

北川 敬三

慶應義塾大学 総合政策学部 教授

プロフィール

1968年山口県生まれ。1993年に米国海軍兵学校卒業後、海上自衛隊入隊。2007年に防衛大学校総合安全保障研究科修士課程を修了。2015年に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を単位取得退学し、2018年に同研究科より博士(政策・メディア)を取得。護衛艦まつゆき艦長、在英国防衛駐在官、第二護衛隊司令、海上幕僚監部海上防衛戦略室長、海上自衛隊幹部学校防衛戦略教育研究部長などを経て、2024年12月退官。元一等海佐。2025年4月より、現職。専門は、軍事・安全保障、戦略論、軍事史、リーダーシップ。著書『フォークランド戦争』(筑摩書房、2026年)、『軍事組織の知的イノベーション』(勁草書房、2020年)、『「技術」が変える戦争と平和』(共著、芙蓉書房出版、2018年)、『Strategy and the Sea:Essays in Honour of John B. Hattendorf』(共著、Boydell Press、2016年)、『海洋国家としてのアメリカ』(共著、千倉書房、2013年)など。

河上 康博
パネリスト/モデレーター

河上 康博

笹川平和財団 日米・安全保障研究ユニット 総括・交流グループ長 兼 主任研究員、元防衛大学校教授、元海将補

プロフィール

岡山県美星町出身。1988年 防衛大学校卒業、2021年 放送大学大学院(社会経営科学)修了、学術修士。1988年 海上自衛隊入隊、艦艇、幕僚、指揮官(機雷戦、水陸両用戦)勤務、防衛省内部部局・海上幕僚監部(防衛、広報、人事計画、運用(訓練)班長、服務室長)勤務、2003年版防衛白書作成室、2011・2012年 国際掃海訓練(ペルシャ湾)派遣部隊指揮官、2016年 掃海隊群司令部幕僚長、2018年 防衛大学校国防論教育室長兼教授、2020年退職(海将補)。2021年10月から現職。日米台安全保障研究事業(2022~23年)、安全保障戦略のあり方研究事業(2024~25年)、日本アジア安保防衛交流Ⅳ事業(2023~25年)を推進。専門は、海洋安全保障、軍事的安全保障、日本の安全保障政策、海上輸送など、政策提言として、「防衛力における人的基盤の強化にむけて」、「新たな時代における国家安全保障モデル」、「科学・技術・産業・安全保障のエコシステム構築」などを発表。

酒井 英次
閉会挨拶

酒井 英次

笹川平和財団 常務理事

プロフィール

1970年東京生まれ。日本大学法学部を卒業後、シップ・アンド・オーシャン財団に入職。2015年より笹川平和財団海洋政策研究所で勤務。その後、海洋政策研究所副所長、総務部部長を経て、2023年より笹川平和財団常務理事に就任。

開催一覧

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