【笹川平和財団 中東・イスラム事業グループ主催 講演会のご案内】
「日本におけるイスラム理解の促進」講演会シリーズ
第4回:イスラムとは何か-歴史・思想・政治・慣習-
(2020.2.26開催)
近年イスラムが世界的に注目を浴びる中、日本でも多くの一般市民の方々がイスラム圏の人々に接する機会が増えています。しかし、イスラムというものが必ずしも正しく理解されているとは言えず、テロや難民といったニュースから得られるイメージで語られている場合が多くあります。近年の外国人観光客及び労働者の増加や、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う外国人のさらなる増加を鑑みても、日本で馴染みの薄いイスラムについて正しい理解を促進することは、文化的摩擦の増加を未然に防ぐためにも重要であると言えます。
こうした状況を背景に、笹川平和財団では、日本人とムスリムを含む外国人が共生できる社会を築くために、実社会で役立つようなイスラム理解を促進するための講座を、シリーズ全4回で開講いたします。第4回の講義となる今回は、イスラーム学、特に近現代におけるイスラーム政治思想と政治運動を中心とする中東政治がご専門の東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所の飯塚正人教授に、「イスラムとは何か-歴史・思想・政治・慣習-」をテーマにお話しいただきます。
- 講演者プロフィール
- 飯塚正人
1960年神奈川県秦野市生まれ。
東京大学文学部イスラム学専修課程卒業。東京大学大学院人文科学研究科第一種博士課程中退。文学修士。専門はイスラーム学、特に近現代におけるイスラーム政治思想と政治運動を中心とする中東政治。在エジプト日本国大使館専門調査員、東京大学文学部助手などを経て、現在東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。2011年度から2015年度まで東京大学大学院人文社会系研究科附属次世代人文学開発センター客員教員を兼務。中東はもとより、西アフリカから南アジア・東南アジアに至るまで、広くイスラーム世界各地でフィールド調査を実施してきた。
主著に『現代イスラーム思想の源流』(山川出版社世界史リブレット69、2008)、『イスラーム世界がよくわかるQ&A100 人々の暮らし・経済・社会』(共編著、亜紀書房1998)、共著書に『「対テロ戦争」とイスラーム世界』(岩波新書2002)、『イスラームに何がおきているか』(平凡社1996)、『「イスラム原理主義」とは何か』(岩波書店1996)、『イスラームを学ぶ人のために』(世界思想社1993)、『中東諸国における政治経済変動の諸相』(アジア経済研究所1993)など。
- 「日本におけるイスラム理解の促進」講演会シリーズ 第4回:イスラムとは何か-歴史・思想・政治・慣習-
- 日時
- 2020年2月26日(水)17:00-18:30(16:30開場)
- 会場
-
笹川平和財団ビル11階 国際会議場
(銀座線虎ノ門駅より徒歩1分、あるいは霞ヶ関駅より徒歩5分)
〒105-8524 東京都港区虎ノ門1-15-16(地図) - 主催
- 笹川平和財団 中東・イスラム事業グループ
- プログラム
-
「日本におけるイスラム理解の促進」講演会シリーズ
第4回:イスラムとは何か-歴史・思想・政治・慣習-17:00-18:00 講演 18:00-18:30 質疑応答 - 使用言語
- 日本語
- その他
- 参加費無料、申込先着順
- お申込について
- 参加ご希望の方は、2月25日(月)17:00までに本ページよりお申し込みください。
※ 定員になり次第締め切らせていただきますので、予めご了承ください。
- 事務局
- 笹川平和財団 中東・イスラム事業グループ 担当 田中、大下
Tel:03-5157-5181 Email:middleeast-islam@spf.or.jp
※取材についてのお問い合わせは経営企画部メディアリレーション課へお願いいたします。
Tel:03-5157-5398 Email:spfpr@spf.or.jp