このたび、山形俊男 海洋政策研究所特別研究員 (東京大学名誉教授、海洋研究開発機構特任上席研究員) が、2021年4月29日の褒章発令において、長年にわたる研究と教育のご功績が認められ、瑞宝中綬章を受章されました。

山形特別研究員は、様々な気候・海洋変動現象のメカニズムの解明において先進的な研究を進められ、特に太平洋で発生するエルニーニョ現象やインド洋のダイポールモード現象の解明をはじめ、熱帯起源の気候変動に関する理解に多大なる貢献をされてきました。
笹川平和財団海洋政策研究所においては特別研究員として、海洋政策に関する研究の推進に幅広く貢献されました。特に海洋政策研究所が発行する『Ocean Newsletter』の編集代表として、第101号（2004年10月20日発行）から第400号（2004年4月5日発行）までの約12年半の長きにわたり、秋道智彌 特別研究員（山梨県立富士山世界遺産センター所長）と共に海洋に関する様々な分野の情報発信を推進して頂きました。