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Ocean Impact Navigator for Japan
ブルーインパクトファイナンスの機運醸成から実践的活用へ
ー海洋分野の事業機会とインパクトを可視化するー

主催:笹川平和財団海洋政策研究所
共催:公益財団法人 社会変革推進財団(SIIF)、1000 Ocean Startups Coalition (1000OS)

海洋は、気候変動、生物多様性、食料、地域産業、国際物流、沿岸レジリエンスなど、多様な社会課題と企業活動に関わる重要な領域です。近年、持続可能な水産・養殖、海洋データ、ブルーカーボン、海洋プラスチック対策、藻場・干潟再生、海洋スタートアップ、地域水産業の再生など、幅広い取組が進展しています。政策・市場・情報開示の面でも関心は高まり、日本政府の成長戦略においても官民投資や技術活用の重要性が示されており、海洋は今後の産業・技術・地域経済を支える分野として期待されています。
一方で日本では、これらの取組を投融資や事業支援へ結び付けるための「共通言語」が十分に整備されていません。海洋分野は環境・社会インパクトが大きい一方、成果の測定、時間軸、地域性、自然資本との関係などが複雑であり、金融機関や事業会社にとって評価が難しい領域です。
Ocean Impact Navigator(OIN)は、こうした海洋インパクトを体系化し、投資家、金融機関、事業会社、スタートアップ、支援機関、研究者が共通の視点で対話・評価を行うためのフレームワークです。単なる評価ツールにとどまらず、日本におけるブルーファイナンスおよび海洋インパクト投資を推進する実践基盤として期待されています。
2025年には、笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)と社会変革推進財団(SIIF)OIN日本版の監修を行い、国内での普及・実践に向けた基盤整備を進めてきました。次の段階として、OINを活用する企業・団体・投資家の裾野を広げ、実際の評価事例を蓄積していくことが重要です。そこで本年度は、社会変革推進財団(SIIF)および1000 Ocean Startups Coalition(1000OS)と連携し、日本においてOIN教育プログラムを共同開催します。ケーススタディや評価演習を通じて、日本および海外の海洋スタートアップ、投資家、金融機関、支援機関の相互理解を深め、海洋投資エコシステムの強化を目指します。

お申込みについて

本セミナーは、会場参加とオンライン参加のいずれかをお選びいただけるハイブリッド形式で開催します。
ご希望の参加方法を選択のうえ、9月10日(木)12時00分までに本ページよりお申し込みください。
オンラインでお申し込みの方は、ご登録完了後にお送りするお申込受付メールにて、視聴用URLをご案内いたします。

※お申し込みの際は、メールアドレスを正しくご入力ください。
お申し込み後に「仮登録確認メール」が届きますので、メールに記載のURLを24時間以内にクリックし、登録を完了してください。登録が未完了のままのお問い合わせが増えておりますので、ご注意ください。

※仮登録確認メールが届かない場合は、「spfpr@spf.or.jp」からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられていないかご確認ください。

※ご入力いただいた個人情報は、当財団が主催または後援するセミナー・講演会等のご案内に使用させていただきます。

本イベントでは、1000OSおよびOINの概要を紹介するとともに、日本においてブルーファイナンスや海洋インパクト評価が求められる背景、金融機関・投資家・事業会社の関わり方について議論します。特にOINでは評価資格の認定制度導入が予定されており、OPRIは1000OSと連携し、国際的にも先駆的な研修制度の実施を目指します。これは海洋投資エコシステムに大きなインパクトをもたらすものと期待されます。
また、1000OSに参加する日本の関係団体から、海洋イノベーション・エコシステム形成に向けた課題認識や投資・支援の現状、1000OSおよびOINへの期待を共有いただきます。OIN実践ワークショップに向け、日本での活用可能性と今後の論点を整理し、実践につなげることを目的とします。

【対象】
金融機関、VC/CVC、インパクト投資家、事業会社、商社、海運・水産・食品・保険・金融関連企業、財団、研究機関、海洋スタートアップおよびその支援者、政策関係者、海洋関連団体等特に、以下のような関心をお持ちの方を想定しています。

• 海洋分野における新規事業・投資機会、インパクト評価(IMM)を探索したい方
• 海洋スタートアップや海洋技術への投資・連携に関心のある方
• ブルーカーボン、持続可能な水産・養殖、海洋データ、海洋プラスチック、沿岸レジリエンス等に関心のある方
• 自社のサステナビリティ戦略、TNFD・自然資本対応、CDP等の環境情報開示と海洋分野の接点を検討したい方
• 海洋分野におけるインパクト評価や共通指標の必要性を理解したい方
• 海外における海洋関連インパクトの捉え方の動向に関心のある方
※想定参加者数は20〜40名程度です。

10:30-12:30 第1部:セミナー (日英通訳付き、ハイブリッド開催)
12:00-13:30 ネットワーキングランチ
14:00-16:00 第2部:ワークショップ (対面開催のみ、主な英語で進行、日本語補佐)

【両部参加・事前学習・発表者対象:1000OSよりOIN評価教育プログラム研修受講証書を発行/申込締切:2026/9/10】
※第2部のワークショップは基本英語にて実施、スタッフが日本語サポートに適宜入る予定

事前予習資料:
Ocean Impact Navigator for Japan Pre-Webinar
1000OS教育プログラムチャネル
Ocean Impact Navigator (OIN)英語版
Ocean Impact Navigator (OIN)日本版

お問い合わせ
笹川平和財団 海洋政策研究所 (黄)
E-mail: michael-huang@spf.or.jp
Tel:03-5157-5265

※取材に関するお問い合わせは、経営企画部広報課までお願いいたします。
テレビ取材をご希望の際は、事前にご一報ください。
E-mail: spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

10:00〜10:15 受付
10:15〜10:20 開会挨拶
10:20〜10:35 グローバルな背景:OIN開発の経緯
10:35〜11:00 欧州・米国におけるOINの活用
11:00〜11:15 OINでできること・できないこと
11:15〜11:45 OINフレームワーク入門
11:45〜12:15 日本への適用可能性と論点:パネルディスカッション
12:15〜12:30 質疑応答
12:30〜14:00 ネットワーキング・ランチ
14:00〜14:05 開会・目的説明
14:05〜14:35 OIN詳細:主要モジュールと評価ロジック
14:35〜15:10 ミニケース演習
15:10〜15:35 グループ討議:日本の投資家・スタートアップにとっての有用性
15:35〜15:55 グループ討議ー結果共有
15:55〜16:00 受講証書授与・今後の進め方
注)議論のテーマ、順序については、予告なく変更される可能性があります。

登壇者

牧野 光琢
開会挨拶

牧野 光琢

海洋政策研究所(OPRI) 所長 / 東京大学 教授

プロフィール

佐賀県唐津市出身。京都大学農学部水産学科卒業後、ケンブリッジ大学大学院にてM.Phil.を取得し、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程を修了。横浜国立大学大学院環境情報研究院博士研究員を経て、水産研究・教育機構において主任研究員、水産政策グループ長等を歴任。2019年4月より東京大学大気海洋研究所教授を務め、2025年から笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)所長。

海洋・水産政策を中心に、海洋の持続可能性、生態系保全、漁業管理、海洋政策などの研究に従事するとともに、国内外の科学・政策コミュニティで幅広く活動。これまで、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC-UNESCO)日本代表団委員、北太平洋海洋科学機構(PICES)人間領域委員会議長、IUCN生態系管理委員会漁業専門家グループ(CEM-FEG)委員、IMBER人間側面作業部会委員、IPBESアジア太平洋地域評価Lead Author等を務めた。また、Marine PolicyおよびICES Journal of Marine Scienceの編集委員を務めるなど、海洋科学と政策をつなぐ国際的な活動を展開している。

Ronald Tardiff
講演者

Ronald Tardiff

1000 Ocean Startups 事務局 Ocean Innovation Lead

プロフィール

Ronald Tardiff氏は、世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)において海洋イノベーション分野を統括するとともに、1000 Ocean Startups(1000OS)連合のエグゼクティブを務めています。過去3年間にわたり、海洋イノベーターと資金、パートナー、グローバル・プラットフォームをつなぐ取組を構築・拡大し、海洋の健全性向上に資するソリューションの社会実装を支援してきました。これまで、高いインパクトを目指すイノベーション・チャレンジの立ち上げ、数百万ドル規模の資金調達、さらにダボスからドバイに至る国際的なコミュニティ形成を通じて、**再生型ブルーエコノミー(Regenerative Blue Economy)**の推進に取り組んでいます。

海洋科学、養殖、政策、エコシステム形成など、幅広い分野での経験を有しています。これまで約100社のスタートアップと直接協働するとともに、数百名に及ぶ次世代リーダーを支援し、特にアーリーステージのソリューションを構想段階から実装へと移行させることに注力してきました。また、9カ国での居住・留学経験を有し、各地域の実情を重視した実践的な経験に基づくグローバルな視点を備えています。

一連の活動を通じて、「構想を具体的な行動へと転換すること」を重視し、有効なソリューションが実際の海洋現場に根付き、持続的に展開されるために必要な仕組み、パートナーシップ、そして資金供給の経路の強化に取り組んでいます。

Carmen Escobar
講演者

Carmen Escobar

1000 Ocean Startups 事務局 OIN Education Program

プロフィール

Carmen Escobar氏は、1000 Ocean Startups(1000OS)におけるインパクト分野を統括し、世界の海洋イノベーション・エコシステムにおけるインパクトの理解・測定・拡大を強化するための取組を推進しています。起業家、投資家、財団、開発機関、エコシステム・パートナーなど多様な関係者をつなぎ、より持続可能で包摂的かつレジリエントな海洋経済の構築に向け、実践的なアプローチの普及・発展に取り組んでいます。

1000OSでは、コミュニティ主導による複数のワーキンググループ(Working Groups)を統括しています。具体的には、海洋イノベーションを支える環境・エコシステムの強化を目的とするBlue Catalysts Working Group、投資家間の連携強化を図るDealflow Working Group、そして持続可能な海洋経済への移行をより公平かつ包摂的なものとするJust & Inclusive Ocean Working Groupなどです。これらの活動を通じて、エコシステム内の協働を促進するとともに、関係者が蓄積した知見を、具体的な取組、パートナーシップ、事業機会へとつなげています。

また、彼女はOcean Impact Navigator(OIN)も統括しています。OINは、海洋分野に取り組む組織が、自らの環境・社会インパクトを特定・測定し、適切に発信することを支援するオープンソースのインパクト測定・マネジメント(Impact Measurement and Management:IMM)フレームワークです。彼女は、OINの開発・高度化を統括するとともに、アドバイザリーボードの運営や、OINをより広範な海洋イノベーション・エコシステムへ展開・統合する取組を推進しています。投資家、起業家、アクセラレーターをはじめとする多様なステークホルダーと連携し、インパクト評価・管理の実践を強化するとともに、より一貫性と信頼性の高いインパクト測定の実現に取り組んでいます。

村上 春二
パネリスト

村上 春二

UMITO Partners 代表取締役

プロフィール

福岡県出身。サンフランシスコ州立大学にて、自然地理学とビジネスを専攻。帰国後はパタゴニア日本支社での勤務とフリーランスのライター、国際環境NGO・Wild Salmon Centerの日本コーディネーターを経て、オーシャン・アウトカムズの設立メンバーとして日本支部長を務める。2018年株式会社シーフードレガシーと合併し、取締役副社長/COOに就任。2021年に創業した株式会社UMITO Partnersでは、「ウミとヒトの関係を、ポジティブにつなぎ直す」をパーパスに、海洋サステナビリティのコンサルティングやブルーファイナンス事業を通して、海の再生と経済の成長を同時に実現するニューブルーエコノミーの実現に取り組んでいる。

阪本 拓也
パネリスト

阪本 拓也

MOL PLUS 代表取締役CEO

プロフィール

2012年に株式会社商船三井へ入社。鉄鋼原料船・自動車船部門において運航・チャータリング業務に従事し、2015年にはシンガポール現地法人(MOL Cape)へ出向。2020年、社内事業提案制度を通じて海運業界初となるコーポレート・ベンチャーキャピタル(CVC)構想を提案し、その実現を主導。2021年4月に株式会社MOL PLUSを設立し、代表取締役社長に就任。現在は、海洋分野の新規事業創出やスタートアップ投資・協業を推進するとともに、インド・アフリカをはじめとするグローバルなイノベーションエコシステムとの連携強化に取り組んでいる。

雲 雄太
モデレーター

雲 雄太

社会変革推進財団(SIIF)インパクト・オフィサー

プロフィール

持続可能なインフラファイナンスおよびエネルギーシステム転換の分野で15年以上の実務経験を有する。SIIF(社会変革推進財団)では、インパクト投資戦略のアドバイザーとして信託基金の運用を支援するとともに、日本におけるブルーインパクトファイナンスの推進に取り組んでいる。東京大学グローバル・コモンズ・センターでは研究者として、ネットゼロ戦略や自然資本の価値評価・ルール形成に関する研究を行い、国際機関や企業との連携を進めている。これまでデロイトにおいて、東南アジア諸国のインフラPPP事業に関する政府・投資家向けアドバイザリーや、日本のICT企業に対する監査・IPO支援業務に従事。HEC ParisでMBA、Sciences Poで公共経営学修士(MPA)を取得。日本公認会計士。

黄 俊揚
ファシリテーター

黄 俊揚

海洋政策研究所(OPRI)主任研究員

プロフィール

ブルーエコノミー、ブルーファイナンス、科学技術・イノベーション(STI)政策評価、防災・減災を中心に研究・政策立案に従事。再生可能エネルギー、海洋深層水産業、グローバル・サプライチェーンのレジリアンス、環境配慮型海運、水素社会への移行などをテーマに、海洋と社会システムを結び付ける政策研究を推進している。学術誌 Marine Policy のゲストエディターを務めるほか、『Blue Economy and Blue Finance』(ADBI Press)、『Moving toward a Net-Zero Carbon Society』(Springer)、『Innovative Social Practice and Community-Based Approach to the Ocean』(Springer)の編集を担当。2025年より、世界経済フォーラム(WEF)が支援する 1000OSの Ocean Impact Navigator アドバイザー委員会を務める。

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