開会挨拶/モデレーター/総評
阪口 秀
笹川平和財団海洋政策研究所長
昨今の北極海では、海氷の後退に伴い、北極海航路(NSR)の航行性が著しく向上しており、2019年のIPCC報告書でもここ数十年で北極海を通過する船舶の量と頻度が増加していると報告されています。北極海航路は、スエズ運河、マラッカ海峡、パナマ運河を経由する従来の航路に比べ、アジア、ヨーロッパ、北米間の距離を短縮することが期待されます。そのため、2つの主要航路であるロシア沿岸を通る北極海航路とカナダ沿岸を通る北西航路(NWP)の利用に関連する様々な課題、例えば、航路利用に対する気候変動の科学的要因の理解、海運に関連する技術設備や物流サービスの開発、ポーラーコードや関係航路の沿岸国の国内法の遵守などの方向性を示すことが急務となっています。
そこで、今回の海洋フォーラムでは、日本、韓国、中国の専門家をお招きし、航路利用者の⽴場から、航路利用に関するこれらの課題について3カ国がどのように取り組むべきかを議論します。
15:00-15:05 | 開会挨拶 |
15:05-15:25 | 基調講演 |
15:25-16:55 | パネルディスカッション |
16:55-17:00 | 総評 |
注)講演者、演題については予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。 |
笹川平和財団海洋政策研究所長
フリチョフ・ナンセン研究所教授
北海道大学北極域研究センター特任教授
済南大学アイスランド研究センター客員教授
ノード大学経営大学院教授
霊山大学ビジネス・ロジスティクス学部教授