登壇者
髙井 晉
笹川平和財団海洋政策研究所島嶼資料センター特別研究員
昨今我が国の周辺海域においては、島嶼領土の領有権に関するさまざまな論争が顕在化していますが、この論争をより正確に理解するために必要な事実関係や法的解釈などに関する共有がされているとは言えないのが現状です。
そこで、今回の海洋フォーラムでは、国際法上の島嶼領有の根拠としての権原(title)や国連海洋法条約における領海、排他的経済水域、大陸棚における国家の権利義務などといった島嶼領土の領有権及び海洋の利用に関する国際法の基礎的な理解を踏まえ、我が国の周辺島嶼領土の歴史と編入に至る経緯や海洋の利用に関連する我が国の排他的経済水域や大陸棚の問題などの島嶼領土に関するさまざまな課題について、国際法の視点から報告致します。
笹川平和財団海洋政策研究所島嶼資料センター特別研究員