講演者
奥山 真司
国際地政学研究所 上級研究員
昨今の北朝鮮をめぐる政治的・軍事的な緊張の高まりに伴い、アメリカが航空母艦を中核とする空母打撃群(CSG)を日本海に展開させたり、最新鋭のF-35戦闘機を沖縄・嘉手納基地に配備したりするといった具体的な行動が行われた結果、朝鮮半島有事の際に求められる軍事的オプションに対する関心が高まっています。特に海上封鎖をはじめとする海洋安全保障上の方策については、我が国や中国、ロシア、韓国などの周辺国に多大な影響を与えることが予想されます。
そこで、今回の海洋フォーラムでは、このような北朝鮮問題を事例として、海洋安全保障について地政学の観点から考えます。
国際地政学研究所 上級研究員