
アジアの事例から学ぶ、ジェンダー視点の起業家支援10年の教訓
過去10年で、アジアにおいて起業家支援が急速に拡大してきたが、女性主導の企業は依然として事業成長と資金調達の課題に直面している。笹川平和財団(SPF)とアスペン・ネットワーク・オブ・デベロップメント・アントレプレナーズ(ANDE)による本報告書では、ジェンダー視点を組み込んだアクセラレーター・プログラムが女性起業家に与える影響を検証する。
女性のエンパワーメント原則(Women's Empowerment Principles、以下「WEPs」という)は、企業がジェンダー平等と女性のエンパワーメントを経営の核に位置付けて自主的に取り組むことで、企業活動の活力と成長の促進を目指して、女性の経済的エンパワーメントを推進する国際的な原則として活用されることが期待されています。国連グローバル・コンパクトと国連婦人開発基金(現UN Women)が連携しマルチステークホルダーによる国際協議を経て、2010年に作成されました。今般、ジェンダー平等を推進するために企業におけるジェンダーに関する情報開示の促進を支援するため、日本語訳を発行しました。
「WEPs 透明性とアカウンタビリティのためのフレームワーク」は、企業が自社のバリューチェーン全体でのジェンダー平等と女性のエンパワーメントの進捗を測るためのツールです。WEPs(女性のためのエンパワーメント原則)だけではなく、SDGsや国連ビジネスと人権に関する行動原則などの行動指針・枠組みにおける進捗状況 の測定と報告・情報開示にも活用することができます。
是非、ジェンダー平等推進に向けた取り組みにご活用ください。
日本語版制作 | 特定非営利活動法人Gender Action Platform |
監修 | グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン事務局 |
発行 | 2022.01 |
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