
アジアの事例から学ぶ、ジェンダー視点の起業家支援10年の教訓
過去10年で、アジアにおいて起業家支援が急速に拡大してきたが、女性主導の企業は依然として事業成長と資金調達の課題に直面している。笹川平和財団(SPF)とアスペン・ネットワーク・オブ・デベロップメント・アントレプレナーズ(ANDE)による本報告書では、ジェンダー視点を組み込んだアクセラレーター・プログラムが女性起業家に与える影響を検証する。
女性の支援をテーマとした調査研究の一環として、ダルグバーグ・ディベロプメント・アドバイザーズとの共同調査による女性の経済的エンパワーメントに関する最終報告書「ICTによる女性の起業促進 ~ICTによる東南アジア地域内の女性労働参加率の向上」を発表します。
この報告書は情報通信技術(ICT)を使った東南アジアの女性起業家支援の現状と課題を調査分析したものです。多くの国において女性は男性より雇用の機会を得ることが難しいことが多く、起業することが経済状況を改善し自立するための唯一の手段であることも多々あります。しかし女性が起業するためには、社会的および宗教的な慣習による弊害や資金調達の困難、起業のためのスキル不足など多くの障害がまだ存在します。本書はこれらの障害を取り除くためにはどうすべきか、現場からの声や検証を中心にまとめたもので、女性の起業を支援するための多くのアイデアや示唆が詰まっています。
カテゴリー区分 | 調査報告書 |
発行 | 2017.05 |
目次 | 謝辞 序文 エグゼクティブ・サマリー 背景 女性の起業を阻む障害 ICTの役割 現場からの知見 将来への道筋筋 ケーススタディー 引用文献 |