海洋教育を実践する学校および協力機関、それらを結ぶハブ組織への助成を通じたカリキュラム開発の支援と共に、学習指導要領を考慮した教材開発や教員研修、国際交流・情報発信活動の支援等を通じ、国民の学びとしての海洋教育の普及を図る。もって日本国内外の海洋産業、海洋環境保全に貢献する人材の育成を推進する。

海洋教育を実践する全国の教育委員会、自治体および小、中、高等学校等に対し活動費用の助成を行う。
(1) 地域展開部門：地域全体での海洋教育の普及に取り組む教育委員会を支援
(2) 単元開発部門：海を主題とする学習活動全般を支援

専門家から構成する有識者委員会を開催し、助成校の決定、次年度募集要項の検討、個別の教育実践に対する評価、情報発信、その他事業の運営方針全般の制度設計などに対して助言・意見を得る。

海洋教育実践事例・成果の共有や発信、意見交換、ネットワーク構築を行う場として、学校、教育委員会、社会教育施設、その他関係者が参加する海洋教育研究会を開催する（都内またはオンライン）。

現在の日本における海洋教育の普及状況を確認すると共に、教育現場で求められている教材の形態や内容、ハブ組織への要望等を把握する目的で、全国アンケートを実施する。また海外の海洋教育教材開発業者と意見交換し、日本の学校教育現場と学習指導要領に適した内容・機能を備えた海洋教育コンテンツを設計する。