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一般事業 世界的政策課題:揺れる国民国家と新たなる世界秩序の構築に向けて~揺れる国民国家と新たなる地球社会

1996年
事業

ニュージェネレーション・リーダーシップ

事業実施者 ジャパン・ソサエティ(Japan Society/米国) 年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 7,920,122円
事業内容
本事業は1984年に開始された日米リーダーシップ・プログラムに参加し、日本を訪れた77人のアメリカの中堅の未来の指導者の中から、毎年7名ほどを選んで再び日本に招き、さらにきめ細かな交流を行うことにより、専門的経験を深め、コンタクトを広くし、日本理解を深めることを目的としています。長期的には、そのようないわゆる「日本専門家」ではないプロフェッショナルの中堅指導者の間に、日本理解者を増やすことにより、日米関係の改善に貢献することをねらいとしています。
本事業では第1年度に6人のフェローが12日間の日程で日本を再訪しました。第1年度のテーマは「非営利公益セクターの役割と日米の社会的変化」で、東京、大阪、京都、福岡で公開および非公開の交流のためのフォーラム等が行われました。
第2年度のテーマは「日米の社会におけるメディアの影響力、役割、責任」で、8人のフェローが8日間の日程で来日し、日本側参加者とともに東京で非公開セミナーを開催し、日本記者クラブとの共催による公開フォーラムを行いました。さらに参加者の関心領域に応じて個人面談も行なったほか、最終的なまとめのセッションを伊東で行いました。フェローが帰国後非常に優れた小論文集『Second Impressions:American Reporters Re-examine Japan』を書いたので、それらをまとめて印刷し、配付しました。
本年度のテーマは「日米の文化的・地域的多様性」で、8人のフェローが10日間の日程で来日しました。人種的摩擦や地域間格差・対立がますます深まる時代にあって、両国がこれらの問題にどのように取り組んでいるかを比較・検討するために、札幌、沖縄、東京で非公開のシンポジウムと公開のフォーラムを開きました。フェローには第2年度と同様に小論文を書いて提出してもらいました。参加したフェローは、同質的であると普通言われている日本が、実は文化的・地域的に多様であることを実感したと感想を述べています。
本事業では3年間で22名のアメリカのプロフェッショナルな人々がフェローとして日本再訪を行いましたが、このような再訪問はこれら日本専門家ではない中堅指導者の日本理解に深みを与える結果となっており、日本理解の裾野を広げることに貢献しています。

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