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一般事業 世界的政策課題:揺れる国民国家と新たなる世界秩序の構築に向けて~揺れる国民国家と新たなる地球社会

1997年
事業

朝鮮半島和平へのシナリオ再考

事業実施者 Monterey Institute of International Studies/米国 年数 単年度事業
形態 自主助成委託その他 事業費 8,016,049円
事業内容
朝鮮半島問題は、北東アジアの平和と安全保障上、大きな問題です。本事業では、政治、経済、社会の摩擦を最小化しつつ朝鮮半島の和平へのプロセスを促進するため、国際社会は何ができるか、何をすべきかという観点から、各種のシナリオならびに関係各国の反応を包括的な観点から整理してきました。
なかでも、これまで提起されたことのない「北朝鮮による一方的な中立化宣言」が行われた場合のシナリオに関して、その実現可能性、合理性、関係各国の受容性について、中国、韓国、ロシア、米国といった関係各国の地政学的、軍事的ならびに安全保障の観点から討議したことは特筆に値します。
(1)北朝鮮が中立化宣言に伴う非武装中立地帯からの軍の引き下げなど、信頼に値する具体的な措置を取るかどうか、(2)米国が韓国、日本、北東アジアの安全保障へのコミットメントを損なうことなく北朝鮮の中立化を国際的に保証させる仲介者となれるかどうか、(3)同盟関係を解消しなければならなくなる中国にとって、それに代わるメリットがあるかどうか、といった主要な論点が明確にされました。
これらの討議内容は会議議事録としてまとめられ、商業出版されました。関係各国、国際機関、メディア、研究者などへの啓蒙の一助となることが期待されます。

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